【人の免疫システム】マクロファージ T細胞 B細胞 補体 NK細胞

【人の免疫システム】マクロファージ T細胞 B細胞 補体 NK細胞

白血球は、以下に分類される。

・好中球

・好酸球

・好塩基球

・マクロファージ

・リンパ球(T細胞、B細胞)


 

好中球

好中球は5種類ある白血球の1種類で、3種ある顆粒球の1つ。中性色素に染まる殺菌性特殊顆粒を持つ顆粒球である。盛んな遊走運動(アメーバ様運動)を行い、主に生体内に侵入してきた細菌や真菌類を貪食(飲み込む事)殺菌を行うことで、感染を防ぐ役割を果たす。

血液中の白血球の半数以上が好中球である。

 

骨髄で作られ、成熟する。

好中球は炎症性サイトカインや細菌真菌類の成分に対し遊走性を示し、炎症部に集合し、細菌・真菌等の異物の貪食・殺菌・分解を行い生体を防御する。

貪食された細菌類は、それを含む食胞が細胞内器官であるリソソーム(ライソゾーム)と融合することで、リソソーム内の酸素依存機序により殺菌され、加水分解酵素により分解される。好中球は成熟の段階によって核の形状が異なり、桿状核球(杆状核球)と分葉核球に分類できる。

無色半透明のおおむね球状であるが、偽足を出し盛んにアメーバ様運動をするので形は定まっていない。


好酸球、好塩基球

アレルギー反応の制御を行う。

I型アレルギー寄生虫の感染などで増殖する。

好酸球数は白血球の0.5 – 13%を占める。

好塩基球は白血球の0.5%含まれている。


マクロファージ、T細胞、B細胞

マクロファージ(Macrophage, MΦ)は白血球の1種。生体内をアメーバ様運動する遊走性[1]食細胞。

体内に生じた変性物質や侵入した細菌、死んだ細胞やその破片などの異物を捕食して消化し、清掃屋の役割を果たす[1]。とくに、外傷炎症の際に活発である[1]。また抗原提示細胞でもある。免疫系の一部を担い、免疫機能の中心的役割を担っている。

炎症の初期は好中球がになうが、後期になるとマクロファージが集まり死んだ細胞や細菌を食作用により処理する。

マクロファージは抗原を摂取すると、各種のサイトカインを放出し、特定のT細胞を活性化させる。

マクロファージは、食作用によって取り込み、分解した異物をいくつかの断片にし、もともと細胞内に持っていたMHCクラスII分子(MHC-II)と結合させ、細胞表面に表出させる。これをマクロファージによる抗原提示と呼ぶ。

マクロファージによる抗原提示のシグナルは、T細胞のなかでもヘルパーT細胞と呼ばれるリンパ球に伝達される。

活性化したヘルパーT細胞は、インターロイキンリンフォカイン等のサイトカインを生産することでマクロファージを活性化するとともに、自分が認識するものと同じ抗原を認識するB細胞を活性化させる。活性化したB細胞は形質細胞に分化して増殖し、抗原に対応する抗体を作成し、放出する。

抗体は抗原に特異的に結合し抗体-抗原複合体を作る。

マクロファージはこの抗体-抗原複合体に引きつけられ、そしてこの複合体を貪食する。

抗体の結合した細菌やウイルスはマクロファージにとって非常に能率よく食すことができるものとなる。

この際T細胞はリンフォカインを放出するなどしてマクロファージを活性化したり、B細胞の増殖、分化を助ける。


まとめ

マクロファージは、細菌を捕食し、その情報をT細胞に伝える。

T細胞は、B細胞を活性化する。

B細胞は、抗体を作る。

抗体は抗原(細菌など)に結合する。これを抗体-抗原複合体と呼ぶ。

マクロファージは、抗体-抗原複合体を優先的に食べる。

 


補体

補体:Complement)とは、生体が病原体を排除する際に抗体および貪食細胞を補助する免疫システム (補体系) を構成するタンパク質である。

補体系が活性化されると膜侵襲複合体(MAC)により侵入病原体(細菌)は穴をあけられる。

補体系は自然免疫に属しており、獲得免疫系のように変化することはない。

補体系は血液中の多数の小タンパク質からなり、それらは通常不活性な酵素前駆体の形で循環している。いくつかのトリガーの1つによって刺激を受けると系のタンパク質分解酵素が特定のタンパク質の分解反応を行い、サイトカインの放出を誘導し、さらに分解反応が進むようにカスケードの増幅を始める。この活性カスケードの最終結果は反応の大規模な増幅であり、細胞殺傷性の膜侵襲複合体(細胞膜障害性複合体、MAC, membrane attack complex)の活性化である。補体系は20以上のタンパク質とタンパク質断片からなる。その中には、血清タンパク質、漿膜タンパク質、細胞膜レセプターを含む。これらのタンパク質は主に肝臓で合成され、血清のグロブリン分画の約5%を占める。

補体系の活性化には3つの生化学的プロセスがある:古典経路、副経路、マンノース結合レクチン経路である[1]

 

 


ウイルス感染細胞の排除はNK細胞が行う

ウイルスが人間の細胞の中に入り込むと、細胞は大きいので貪食細胞が飲み込むことができなくなります。一方ウイルスに感染した細胞は、その細胞の表面にウイルスのタンパク(ウイルス特異抗原)を現しています。このウイルス特異抗原に抗体が結合すると、この抗体を目印にNK細胞などが結合し、活性酸素やタンパク分解酵素を出して感染細胞を傷害します。この働きは抗体依存性細胞傷害活性と呼ばれています。


 

出典

Wikipedia

http://www.ketsukyo.or.jp/plasma/globulin/glo_02.html

 

 

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。