植物工場、最近のニュース、まとめ 2018.12

植物工場、最近のニュース、まとめ 2018.12

全自動の植物工場、レタス出荷を開始 京都のスプレッド

植物工場ベンチャーのスプレッド(京都市)は関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)の新工場から商品出荷を開始した。苗の育成から収穫までをロボットがほぼ全自動で行う。従来に比べ約5割省人化できる。日産最大3万株のレタス栽培が可能になり、独自の野菜ブランドとして全国に出荷する。
スプレッドは新工場からレタスの出荷を始めた(京都府木津川市)
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スプレッドは新工場からレタスの出荷を始めた(京都府木津川市)

出荷を始めたのは2018年3月に竣工した「テクノファームけいはんな」(京都府木津川市)。既存の亀岡工場(同府亀岡市)を合わせると同社の生産能力は従来比1.5倍に拡大した。レタスの種を培地で発芽させる作業は人手によるが、その後の工程はロボットなどが担う。独自のLED照明の導入で電力消費量を削減、野菜から蒸発する水を再利用するなど先端技術を組み込んだ。

植物工場は天候などに影響されず安定した生産が可能で、次世代の「農業」として注目される。今後、植物工場の先端ノウハウを中東など水資源に恵まれない地域に提供して事業を拡大する。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3758029009112018LKA000/


 

セブンが植物工場 サラダ7万食分のレタス生産

2018/11/21付
日本経済新聞 朝刊

セブン―イレブン・ジャパンは東京都と神奈川県の店舗で販売するサラダやサンドイッチ向けに、大規模な植物工場を設ける。発光ダイオード(LED)を使って1日でサラダ7万食に相当するレタスを生産する能力を持ち、天候で仕入れ価格や品質が変動するリスクを抑える。流通大手による大量調達は植物工場の経営安定にもつながり、拡大を後押ししそうだ。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO38015610R21C18A1MM8000/

 


 

ファミリーマートは、農業における国際認証である GLOBALG.A.P.(Good Agricultural Practice)を取得した植物工場を運営しているバイテックベジタブルファクトリーの野菜を、サンドイッチやサラダなどの中食商品への使用を拡大する。

<植物工場で栽培されたフリルレタス使用したサンドイッチ>
植物工場で栽培されたフリルレタス使用したサンドイッチ

VVFの植物工場で栽培した野菜は、2018年10月から関東地方で販売するサンドイッチやサラダの一部に使用しているが、今後は全国への展開を図る。

ファミリーマートでは、2015年4月から国内の植物工場で栽培されたフリルレタスを使用したサンドイッチなどの販売を開始し、現在関東地方・関西地方の約9000店で販売する「ミックスサンド BOX」(税込320円)に使用している。

植物工場では、天候や災害による影響を受けにくいことから、価格の変動を受けない野菜の安定的な供給が可能。

また、密閉した施設で栽培を行うため、虫などの異物の混入が発生しにくい。

農薬を使用する必要がないため、安心して使える野菜を安定的に供給できる。

また、野菜の洗浄などの手間も少なく済み、工場での省力化に繋がることから、従来の路地栽培の野菜と組み合わせながら、植物工場で栽培された野菜の使用量を拡大していく方針。

VVFは、国内最大規模の完全人工光型植物工場を全国に5か所(秋田県2工場、石川県2工場、鹿児島1工場)を擁している。

さらに、「食品安全」「労働安全」「環境保全」の実施を通じて、食の安全と持続可能な生産活動を実行する優良企業に与えられる世界共通ブランドであるGLOBALG.A.P.を、12月稼働予定の1工場を除き全て取得している。

ファミリーマート/植物工場の野菜使った中食商品を全国展開


カナダの植物工場市場、都市部近郊の小型施設が増加 2025年には2000haか
2018年11月28日掲載
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カナダでは植物工場や施設園芸による高品質トマトの約90%が海外からの輸入に依存している。輸入トマトの大半がメキシコ(73,400トン/2016年)、その次に米国(10,135トン)から輸入している(Statistics Canadaより)。

輸入トマトの多くが長期輸送のため、完熟する前に収穫されたものを、カナダ国内に持ち込まれることから、より新鮮で完熟トマトを国内向けに出荷する地産地消型の太陽光利用型植物工場も増えている。

近年では、海外市場への輸出向け(主に米国)に高品質な生食用トマトを生産する数10haといった巨大な植物工場の建設事例は少なくなっているが、一方で、カナダ国内向けに数ha程度の植物工場施設は増えている。

https://www.kankyo-business.jp/news/021574.php


大日本印刷が植物工場向け LED照明、収穫量最大2倍に

大日本印刷は6日、植物工場向けに薄くて軽いシート型の発光ダイオード(LED)照明を発売したと発表した。シート上で面発光し、光がまんべんなく当たるよう工夫した。管状のLEDに比べ面積あたりの収穫量は最大2倍になるという。前期実績で1億円未満の植物工場関連の売上高を、2021年3月期までに年間25億円の規模まで拡大することを目指す。

新製品は「DNPフレキシブルLEDシート」。フィルム内にLEDの配線を埋め込んだ。フィルム加工技術など活用し、光の反射性を高めた。

同社によると、同製品でレタスなど葉物野菜を栽培した場合、同じ電力量で通常のLED照明と比べ収穫量が1.5~2倍になったという。

シート型LEDは軽さや薄さを追求し、野菜工場に設置しやすくした。大きさは縦560ミリメートル、横390ミリメートルで、重量は100グラム未満と軽量。厚みも約0.1ミリメートルに抑えた。約100平方メートル分のシート型LEDの参考価格は税別460万円。

植物工場は天候の影響を受けず安定供給が可能で市場拡大が見込まれる。矢野経済研究所によると、完全人工光型の植物工場の運営市場規模は22年度に18年度見込み比で4.6倍の277億円に達するという。

 

稼働した「植物工場」は、面積が1万1040平方mあり、中国最大級の施設となった。育苗までを人工光で行い、以降は太陽光を利用して効率的に生産する併用型の水耕栽培システムを採用している。温度、湿度、光、液肥等を自動制御し、天候や季節に変動されることなく、高品質で均一な野菜を生産することができる。また、従来の栽培方法と比較すると、大幅な節水、肥料の低減と生産スピードの向上が可能となる。
現在、ホウレンソウ、レタス、サラダ菜などが栽培されていて、中国国内のスーパーで順次販売が始まる予定だ。今後はトマトやキュウリ、イチゴなどについても生産が検討される。
三菱ケミカルの常務執行役員環境・生活ソリューション部門長の佐々木等氏は、「新鮮・安全な野菜を安定的に提供し、中国の人々の健康的なライフスタイルに貢献するという京東の新たな挑戦に協力できることは、当社にとって得難い機会。今後も当社の技術をさらに磨き、京東の取組みを支援していきたい」と語った。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3862211006122018000000/


UAEアブダビにて、建設が進んでいた太陽光利用型植物工場について、第1フェーズの施設5haが完成し、トマト苗の定植がスタートした。年間で5,000トンの高品質トマトを周年生産し、現地の卸売・小売企業への販売を予定している。

UAEアブダビの最新節水型のトマト植物工場、苗の定植スタート
freshfruitportalより

本プロジェクトは、ドイツのBayWa社と、UAEアブダビを拠点とするAl Dahra Holding社による共同プロジェクト。Al Dahra BayWa社という合弁会社を設立し、総投資額・約40億円(3,000万ユーロ)をかけて、最新の太陽光利用型植物工場を建設し、UAE国内や周辺の GCC諸国への販売を行う。

食品自給率が低いUAEでは、食料安全保障という観点からも、自国内での生産は重要であり、近年は地産地消・高付加価値の野菜・果物の国内需要も高まっている。

今回、稼働した施設は5haだが、近日中に、さらに5haの施設稼働が予定されており、最終的な面積は15ヘクタールを予定。栽培施設は、ICTを活用した環境制御により、省エネを実現。

また、砂漠エリアにて貴重な水資源については究極な節水・リサイクル技術を導入した。潅水にて使用する水は、同様の施設栽培と比較しても60%減を実現できる、という。

UAEアブダビの最新節水型のトマト植物工場、苗の定植スタート
ドイツのBayWa社グループは、農産物のほか、自然エネルギーの発電、建設資材の販売などを手掛ける大手企業。世界最大の農産物商社であり、農作物・農 機具の販売も行っている。今回は栽培施設だけだが、将来的には自然エネルギー発電施設と併設した植物工場の建設も視野に入れている、という。

UAEアブダビの最新節水型のトマト植物工場、苗の定植スタート

 

 

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