システムがいかれたようだ、、システムを再インストールするには、、

Norton UtilityなどをOSのバージョンとちがうものでチェックしたりすると、システムやハードディスクがおかしくなって、起動しなくなったりする。どうしょうもなくなったら以下のようにシステムを再インストールしよう。

今回は、新規インストールを説明する。買ってきた状態に戻す。
このとき、いっそのことパーティションを作ってしまう。パーティションというのはハードディスクを分割して使用する方法だ。
買ってきたままの状態で使っている人は、パーティションは1つで使用しているはずだ。
しかし、なにかのトラブルがあったときは、パーティションが複数あれば被害は別のパーティションに及ばない。
また、データの保管もしやすくなる。


システムの新規インストールの方法&ハードディスクのパーティションのセットアップ

データのバックアップ

外付けハードディスクとか、MOとかCDROMライタとか、なんでもいいからデータのバックアップを取ろう。これからディスクをイニシャライズするからだ。イニシャライズするとデータはぜんぶ消えるので、バックアップは絶対に必要だ。

CDROMで起動する

買ったときに添付されていたCD-ROMを用意する。

Macの電源を入れてそのCD-ROMを入れ、Cのキーを押し続ける。するとCD-ROMからMacは起動する。見慣れないデスクトップパターンが現れたら、それがCD-ROMから起動した証拠だ。

ドライブ設定を起動する

ここからは慎重に行おう。といってもバックアップがちゃんとあれば安心だが。

起動したCD-ROMのなかを開いて、「ユティリティ」フォルダーのなかに、
ドライブ設定
というアプリケーションがある。これを起動する。

すると、CD-ROMとハードディスクが窓のなかに出てくるので、ハードディスクを選択して「初期化」ボタンを押す。この段階ではまだイニシャライズされないので安心。つぎの画面が出る。

パーティションの設定をする

「カスタム設定」ボタンを押す。すると、また画面が変わる。

「パーティション概要」をクリックすると、パーティションの数を選択できる。

わたしのおすすめは、6パーティション。

パーティションを選択すると、画面のディスクのエリアが分割される。

この分割線を動かして、それぞれのパーティションのサイズを調整する。

6パーティションを選んだとして、おすすめは以下のように分割する。

MacOS用---500MBぐらい。ここにはMacOSだけしか入れない。

アプリケーション用---最低1ギガぐらいほしい。自分がどれぐらいのアプリケーションを持っているのか考えて決めよう。

データ用---自分の制作データを入れる場所。これは最後に残ったサイズでもいい。

仮想ディスク用--PhotoshopやNetscape Communicatorのキャッシュメモリーに使う。最低100MB。

仮想メモリー用---MacOSの仮想メモリーに使う。最低100MB。

CD-ROMライタ用の作業用---700MB指定。

「MacOS標準」か「MacOS拡張」かについては、MacOS8.1以上で行くのなら「MacOS拡張」でよい。それよりも古いバージョンなら「MacOS標準」でないと認識されない。パーティションごとに選択できる。最近のMacOS9などを使うのなら全部「MacOS拡張」でOK。
CD-R作業用のドライブだけは、「MacOS標準」にしておくこと。そうしないとCDRを焼けない。

パーティションごとの名称は「名称未設定」のままでもよい。あとで変更できる。

「物理フォーマット」は絶対にしないこと。ドライブによっては認識しないディスクを作ってしまうことがある。「物理フォーマット」のオプションはメニューからわざわざ引っぱり出さない限りは大丈夫だ。

いよいよ初期化(イニシャライズ)だ。。

「OK」を押せば初期化がスタートする。データのバックアップがちゃんと取れてあるか確認しておくこと。

「OK」を押すと、ハードディスクのアイコンが消える。初期化されているからだ。その後、しばらくすると、ひとつずつパーティションごとにハードディスクのアイコンが出てくる。

これで「ドライブ設定」の仕事は終わり。「ドライブ設定」を終了する。

MacOSのインストール

起動したCD-ROMのなかから、「MacOSインストール」を起動する。

インストール先のハードディスクは、先にパーティションを作ってあるので、そのパーティションを指定すること。

・あとは指示に従ってOKを押していく。いろいろ選択する場面があっても「OK」ボタンだけを押していけば、まあ、あまり変なことにはならないようになっている。

インストールの選択では「簡易インストール」でよい。

インストールが終われば「再起動」のボタンを押す。これで買ってきた状態で起動する。

どうでもいいこと

・MacOSと同じパーティションに「インターネット」というフォルダーができていて、Netscape CommunicatorやStuffitとか、Exploreがそのなかにできている。わたしは、これらをアプリケーションのパーティションに移動する。その後、「インターネット」フォルダーを削除する。
ちなみにわたしのMacOS用のパーティションには、以下のフォルダーしかない。
・システムフォルダー
・Appleエクストラ
・ユティリティ

こんなかんじで再インストールは無事終わる。。。はずだ。