1日目 |
◇センメリング鉄道【世界遺産】Semmeringbahn
センメリング鉄道とは、ウィーンから南へ、グラーツ方面の列車に乗って約80キロ行くと、グロニッツという山間の駅があり、ここからブラームスゆかりの地ミュルツツーシュラークまでの約40キロの区間が「センメリング鉄道」です。
センメリング鉄道は1854年に完成した世界で初の山岳鉄道です。
近代的な土木機械もダイナマイトもなかった時代でありながら、6年という異例の短期間で完成し、現在もアルプス越えの最も重要な路線として知られています。
現在、16のトンネルと16の高架橋があり、高架橋の一部は二層構造となっておりこの路線の目玉となっています。
トンネルや構造物は自然の環境に調和するように造られており、美しい景観を見ながらハイキングをしたり、のんびりと各駅停車の旅をするのも オーストリアならではの体験です。
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◇移動・ウィーン〜センメリング〜ミュルツツーシュラーク〜グラーツ(列車・約7時間)
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2日目 |
◇グラーツ滞在【世界遺産】Graz
シュタイヤマルク州の州都グラーツは、人口25万人余、ウィーンに次ぐオーストリア第2の都市です。
グラーツという名称はスラブ語で小さな城を意味する「グラデツ」に由来するとされており、古来、この町は東からの外敵に備える要塞の役割を果たしてきました。
皇帝フリードリッヒ3世は1438年〜53年の間にここに居城を置き、宗教改革期には天文学者ケプラーが数学教師をしていたことがあります。
400年以上の歴史を持つグラーツ大学と世界的に知られるグラーツ音楽院があり、国際見本市や国際会議が開かれるヨーロッパでも有数の文化都市です。
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3日目 |
◇ハルシュタットとダッハシュタイン【世界遺産】Hallstatt & Dachstein
奥ザルツカンマーグート地域に位置する人口約1000人のハルシュタットの町と、オーバートラウン、ゴーザウおよびバード・ゴイゼンの一部、そしてダッハシュタイン山塊全体にわたる地域が対象となっています。
ハルシュタットの町は古くから貴重な岩塩が採れたため、先史時代から重要な商業の中心地でした。ハルシュタット文化に関する資料や古代墓地の出土品などは、町の博物館に展示されています。
標高 2995メートルのダッハシュタインを中心とする地域は、アルプス再東端の氷河があり、ザルツカンマーグートの中でもとりわけ雄大な自然芸術を鑑賞できる場所として人気の場所です。
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◇移動・グラーツ〜ハルシュタット(列車・約2.5時間)
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4日目 |
◇ザルツブルグ【世界遺産】Salzburg
岩塩鉱のおかげで、街はザルツブルクという名前(塩の城)と富の両方を手に入れ、長く大司教が支配する独立した荘厳なバロック都市として栄えてきました。
町中のロマンチックな路地は、神聖で荘重な建造物の間を縫い、広々とした広場へと流れ、やがてまた、歴史の重みを感じさせる数百年前の風格ある館の間を抜けて行きます。
モーツァルトの生誕地としても知られ、毎日多くのコンサートが開かれ、町中に音楽が溢れていると言っても過言ではありません。
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◇移動・ハルシュタット〜ゴーザウミューレで乗り換え〜バード・イッシュル〜ザルツブルグ(バス・約2.5時間)
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5日目 |
ドナウ峡谷 ヴァッハウ地方【世界遺産】 Wachau
オーストリアを流れるドナウ川のハイライトともいえるヴァッハウ地方は、美しい自然と文化が見事に調和している景勝地です。
バロックの壮大な修道院のそびえるメルクから、水色の塔を持つ教会で知られるデュルンシュタイン、古い美しい街並みそのものが博物館とされるクレムスまで、ドナウ沿いの約36キロの地域は汲み尽くせぬ美の宝庫といえます。
豊かなドナウの流れの両岸には葡萄畑が広がり、良質のヴァッハウ・ワインは世界にその名を知られています。
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◇移動・ザルツブルグ〜メルク(列車3時間)
メルク〜クレムス(船1.5時間)
クレムス〜ウィーン(列車1.5時間)
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6日目 |
ウィーン旧市街滞在 【世界遺産】Wien
オーストリアの首都、大都市の中心部でありながら2000年の歴史を誇る古いたたずまいのリング通りに囲まれた旧市街が、文化遺産に指定されました。
中央にそびえるシュテファン寺院は、12世紀から3世紀にわたる年月を費やして建造され、その回りにはゴシック、バロック、歴史主義、世紀末様式などさまざまなエポックの建築物がひしめき合っています。
またホーフブルク王宮など著名な観光名所が集まる地区でもあります。
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シェーンブルン宮殿 【世界遺産】Schloss Schoenbrunn
ハプスブルク家の夏の離宮。1441室のうちもっとも重要な約40室が一般公開されています。
マリア・テレジアとその子供達が過ごした部屋、モーツァルトが御前演奏した部屋、ナポレオンがウィーンを占領時に使った部屋、皇帝フランツ=ヨーゼフや皇妃エリザベートが生活した部屋、最後のカール1世が1918年退位宣言に署名してハプスブルク帝国が640年の歴史に幕を閉じた部屋など、ヨーロッパの歴史の舞台を見ることができます。
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7日目 |
ノイジードラー湖 【世界遺産】Neusiedlersee
長さ36キロ、幅7〜15キロの、中部ヨーロッパで唯一のステップ湖です。
オーストリアとハンガリーの国境線が湖の真ん中を走っています。
約280種の鳥類、数多くの植物に最後の生息地を提供し、世界的に重要な生態系を形成、ノーベル賞を受賞したコンラート・ロレンツはこの湖を主な研究対象としました。
水深1.5 m、湖水は僅かに塩分を含み、周辺に広がる130 ヘクタールの葦原が湖を幹線道路から隔てているため海のような印象を与えます。
ノイジードル・アム・ゼーには湖の生態系を紹介するノイジードラー湖博物館があります。
こうのとりの街ルスト、湖上舞台のオペレッタで有名なメルビシュなどがあります。
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◇ウィーンからバスで一時間。
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