睡眠不足と過度のがんばりによる自律神経の乱れ

夜12時ぐらいまでに就寝して7時ごろ起きるパターンと、早めに就寝して夜中に起きてそのまま起きているパターンは、自立神経も正常で、日常生活に問題はなく元気に生活できる。

夜更かしして早起きすると、脳が休まる時間が減り、交感神経が休まりにくく、交換神経が覚醒していることは緊張感の持続となり、自律神経のリズムが狂う。その結果、疲労感、ダルさ、ゆううつ、集中できない、記憶できない、疲れやすいなどの問題を発生させる。

このような神経症状の人に共通な項目は以下の通り

・寝る時間が遅い。

・慢性的な睡眠不足。

・仕事、部活などで休養がなく単調ながんばりが続いていた。

・責任のある立場になりがんばっていた。

・人間関係で持続した緊張があった。

つまり、慢性的な睡眠時間の短さと、持続したがんばりである。

対処方法としては、

・早寝早起き。

・睡眠時間を十分とる。

・14才ぐらいまでは、夜10時ぐらいまでには就寝するようにする。

・仕事や勉強では、意識して休養をとる。

・16才を過ぎるまでは部活動は毎日行ってはならない。この時期に過度にトレーニングすると、成長に必要な栄養がトレーニングの疲れの回復に使用されてしまい、十分に成長できなくなる。

「過熱したクラブ活動をしている学校では、身体的に障害が発生し、疲労がたまり、気力が失われ、学校に行きたくてもいけない登校不能が生じる実例が数多く見られる」東京大学 小林寛道教授


登校拒否のないスエーデンの学生たち

・自分の将来を語れる率 60% (日本は30%) 日本の教育では自分がなにをしたいかよりも、自己をかくしてみんなと同じということを強制される。

・文化祭、体育祭などの類はいっさいなし。みんなで一斉にするようなことを強制しない。個人の行動を団体が強制しない。

参考文献 「生体リズムと健康」川崎晃一監修

Return to top>>