(7) Windowsが次のバージョンになったとき(PentiumネイティブのWindows)、今のソフトは買い換え無しにちゃんと動くのか。

マックがPowerMacへ移行したときのような奇跡、ほとんど古いソフトは買い換え無しで動いた、という奇跡はWindowsでは起こるのか。

 

 非常に難しい答えとなります。

その前に現状の理解が必要となります。
今でいうところの、Windows95-OSR2.5に至っても、完全な32bitシステムではありません。

ドライバー類のほとんどが16bit、つまりDOS時代のコードを使用していますし、
Windows95本体も8086,80186,80286,80386(ここからi386という名称となりましたが)
i486, などの今までのCPUと同じで、ペンティアムCPUに至っても、同じ動作を基本では行っています。

 もっとも、486以降では、命令コードの拡張などを行っていますので、
そのままでは、8086でWindows95は動きません。蛇足ながら、Macintosh Plusに
4MBのメモリを増設すると、漢字Talk7.5.5ミニマムインストール版が動作します。
互換性についてMacOSは非常によく考えられています。

 Windows95に比べて、Windows-NT4.0 となりますと、32bitの割合が増えたという
だけであって、すべてネイティブ化されていません。

 

#内緒の話

#たとえば、ペンティアムCPUには、86コードとは違ったペンティアムコードという
#特殊命令が存在しています。
#これこそが、完全なネイティブコードに他ならないのですが、これをすべて利用して
#Windowシステムを作りますと、ほぼすべての今までのアプリケーションが動作しなく
#なります。
#ただし、動作は非常に高速になります。
#日本語システムは、Macにおいても、Windowsにおいても非常に重いものです。
#理由はいろいろとあるのですが、どちらも同じ傾向にあります。
#ところが、英語システム(元々のシステムが英語ですが)はMacもWindowsも
#非常に軽いシステムです。
#逆にこれが災いしています。本家本元のアメリカでは、多くの人が
#英語版を利用しています。これ当たり前。ところが、CPUパワーは、
#486ー100MHzで充分な速度で動作します。CD-ROMの動画も、複数開いても
#音がとぎれる事もなく同時に表と裏で画面表示している始末です。
#これでは、もっと高速なペンティアムなり、ペンティアム2などは必要なしと
#感じるのは誰の目にも明らかです。
#所が、2バイト圏ともなりますと、事情は全く違います。
#同じCD-ROMの動画を同じ速度で再生するとなると、倍どころか3倍近い
#マシンパワー(CPUパワーも含めて)がなければ同等の処理をこなす事が
#できません。ですから、アメリカでは高速なペンティアム登載機種があまり売れず
#日本だけが最高速のペンティアム2ー400MHzが飛ぶように売れるわけなんですが。

 

 さて話を元に戻して。

Windows98というのが今年中に出る事でしょう。
日本語版は今年中にでるかどうか、分かりませんが。
 実際の所、Windows95からWindows98となり、今のアプリケーションが
動作しないとなると、ユーザーからのクレームは大変な事になるのは分かります。
という事は、Windows98に変わったとしても、多くの!!!アプリケーションは、
Macでいう所の、PowerPCの68kエミュレーション同様に動作する物と思われます。
 となりますと、フル・ネイティブ化されたWindows98という謡文句は嘘という事になります。
その理由は上に書いたとおりです。

   

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