■クルマのサイズ
ヨーロッパで走っているクルマは99%が2ボックスタイプのコンパクトカーでした。
ヨーロッパの市街地は道幅が狭いうえに路駐も多く、また、駐車スペースも狭いので小さいクルマがオススメです(写真参照) 。
市内の道路沿いの駐車場は、けっこう縦列駐車が多いです。日本のように斜めに頭から入れていくものは少なく、歩道にそってベターっと並べてある感じで、クルマ一台分のスペースにすっぽり入れていくというかんじになります。クルマが小さいほうが簡単です。
しかし、2ボックスタイプのクルマはトランクがないので、荷物が外から見えやすく、その荷物を盗難されるというケースが非常に多いです。
コンパクトカーの場合は外から見える場所に絶対に荷物やバッグなどを置かないようにしましょう。
・イタリアの市街地の路駐の列。右側にずらりと路駐しています。みごとにコンパクトカーばかりです。
道路左がモナコの路駐の列。かなりキツキツに駐車してます。ここのショッピングセンターに行きたくて空いたスペースに入れたのですが、ベンツCクラスを入れるのにはカナーリ苦労しました。
やはり小さいクルマのほうが便利です。
しかしマニュアルだし。。
次ぎにいくときはマニュアルにしてみようかな。
ちなみにアメリカではコンパクトカーでもATを選べました。
■ナビ付き
ナビ付きも指定しておいたほうが断然便利です。なんせ知らない国でのわからない言葉だらけの場所ですから。
しかし、すべての営業所のクルマにナビ付きのクルマがあるわけではないのです。
今回の営業所にはナビ付きのクルマは無く、ニース空港の営業所までいけばある、と言われました。ニースまでタクシーで1万円はするよ。。なのでナビはあきらめました。
■保険
保険はすべて上限までカバーという設定にしましょう。
ただし、盗難、破損については、免責10万円ぐらいの設定になっています(盗難にあったとき10万円が自己負担になる)。
この免責をゼロにするには、申し込み用紙をAVISがFAXしてくれるので、それに記入して現地のAVISに持っていく必要があります(日本でしてくれたら一番いいのに)。
追加料金は10ユーロ(1500円)ぐらいでした。
保険については、レンタカー会社によく確認しておくことです。
安いからといって確認しないでいくと、ほとんどカバーされてなかったなんてことになるかも。
■費用
今回は、すべて込みで一日180ユーロぐらいでした。
1時間借りるのも半日借りても、すべて一日料金です。なので朝から晩まで借りた方が得です。
ただし、予約した時間までに行かないと予約がキャンセルされる場合があるので、時間に遅れそうなときは電話などで伝えておきましょう。
また返却時間までにちゃんと戻さないと翌日の返済になり、追加料金がかかりますので要注意です。また翌日までの駐車場も探すことになり大変です。もちろんこのときの駐車料金も自己負担です。こういう営業所は時間がくると、きっちり閉まってますので遅刻は厳禁です。
返却時にガソリンを満タンにしておく必要があるかどうかも聞いておきましょう。自分で満タンにして返すほうが価格は安いのですが、ガソリンスタンドが見つからなくて道に迷うことがあります。またスタンドでの給油と支払いの方式は国により異なるので下調べが必要です。
なにもしないで返すオプションにしておく方が高いけど簡単です。
■外国での運転の注意
レンタカーがあれば旅の自由度が上がるのは明白。
でも慣れない国での運転は、かなり疲れます。
計画は無理をせず一日の観光ポイントは、午前と午後にひとつずつぐらいにしぼりましょう。
安全運転を心がけて慎重に。
できれば一人ではなく二人以上でいろいろと注意してもらいながら行くのがベストかと思います。
よくあるのが信号の見落としと合流地点での確認不足。
信号は、道路右側の低い場所にあります。これがけっこう周囲の風景にとけ込んで、うっかり見落としすやすので要注意です。助手席の人にも信号の場所はいつもチェックしてもらいましょう。
交差点や合流地点での注意は、つねに左側を先に見ること。右側通行の国では、左側から来るクルマが先に近づきます。これが日本ですと、まず右を見てつぎに左を見るというふうに習慣づいていますので、なかなかこれがむずかしい。
また、合流したときに、思わず左側車線に入ってしまうということもあります。
常に右、右、と心の中で唱えることです。
わからない信号、標識、合流地点など、判断に迷ったらその場に停止するか、余裕があれば右側に寄せて停止しましょう。わからないまま絶対進まないこと。止まって冷静に判断できるようになるまで待ちましょう。
判断ミスは、夕方近くになればなるほど多くなります。その国の運転に慣れてきて注意力がおろそかになるのと、疲れもたまってくるからです。
以上のことを頭に入れて慎重に走りましょう。
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