おおお、もやしの山がラーメンをおおっている。
「もやしラーメンか」と思うほどの、もやしのボリューム感。これはかつて「たけちゃん」で見た「ヘルシー麺」に似通ったものがある。
まずスープを一口。「うまい。」
スープはうす茶色系。もやしの小山をくずしてみると、タマネギが見えた。白ネギも見える。
もやしにニンニクを仕込んだのが隠し味とテーブルの上の講義ノートに書いてある。
こてこて系のスープを思っていたのだが、意外とあっさりしていて、べたつかない。
麺の太さはプロレスラー重量級クラス。太い。コシはふつう。
前半戦は好調に進む。
しかし、もやしの水分が少しずつ出てくるのか、スープがだんだんと薄くなる。これは痛い。
ボリュームが並み以上なので、一度、途中で満腹感が来る。ここで少し休憩を入れる。といってもあくまでも精神的に休憩する。
そしてふたたび食べ初めるのであるが、やはりスープが薄くなってきて、スープの輪郭がぼやけている。しかたなくコショウを入れる。これは私的には邪道である。店の味には自分では手を加えない、そのまま最後までいただく、というのが私の主義であるからだ。しかし、今回はコショウを入れてしまった。店長、すまん。
でも、おかけででスープまで100%飲み干した。
●総合評価
東京でこれだけのラーメンを食べることができたのは感動である。しかしスープの力が後半落ちてくるのは残念。後半にもスタミナのあるスープを期待する。店長のみそラーメンへの情熱がスープの減点を補って、総合90点。
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