やっこ@両国@東京
東京で最初に、みそラーメンを始めたというウワサの店があると聞いた。「やっこ」という店らしい。

JR「両国」で降りて、高架をくぐって右に行く。ふたつめぐらいの角を右に曲がると店がある。

店に入るとプロレスラーのサイン入り色紙が壁にずらりと並んでいる。どうやら格闘技好きの主人かもしれない。ここのラーメンは、きっと量が多いにちがいないと推理した。大は、やめておこうと決める。

まよわず「みそラーメン」を注文する。

カウンタの前に「みそラーメンについての講義」を書いた紙が掲げられている。スープのことなどが手書きでびっしりと書かれている。

これを読んでいる間にラーメンがやってきた。

おおお、もやしの山がラーメンをおおっている。
「もやしラーメンか」と思うほどの、もやしのボリューム感。これはかつて「たけちゃん」で見た「ヘルシー麺」に似通ったものがある。

まずスープを一口。「うまい。」
スープはうす茶色系。もやしの小山をくずしてみると、タマネギが見えた。白ネギも見える。

もやしにニンニクを仕込んだのが隠し味とテーブルの上の講義ノートに書いてある。

こてこて系のスープを思っていたのだが、意外とあっさりしていて、べたつかない。

麺の太さはプロレスラー重量級クラス。太い。コシはふつう。

前半戦は好調に進む。

しかし、もやしの水分が少しずつ出てくるのか、スープがだんだんと薄くなる。これは痛い。

ボリュームが並み以上なので、一度、途中で満腹感が来る。ここで少し休憩を入れる。といってもあくまでも精神的に休憩する。

そしてふたたび食べ初めるのであるが、やはりスープが薄くなってきて、スープの輪郭がぼやけている。しかたなくコショウを入れる。これは私的には邪道である。店の味には自分では手を加えない、そのまま最後までいただく、というのが私の主義であるからだ。しかし、今回はコショウを入れてしまった。店長、すまん。
でも、おかけででスープまで100%飲み干した。

●総合評価

東京でこれだけのラーメンを食べることができたのは感動である。しかしスープの力が後半落ちてくるのは残念。後半にもスタミナのあるスープを期待する。店長のみそラーメンへの情熱がスープの減点を補って、総合90点。

Update:
2007年 10月 9日 (火)