(1) Windows95に統一したときのメリットデメリット

(1) Windows95に統一したときのメリットデメリット

　最大の問題は、Windows95が非常に不安定な動作をしばしば起こすという
事にあります。
リセットするなり再起動するなりすると良いではないかという考え方もありますが、
数百ページにもわたる貴重なレポートを一瞬のメモリアクセスタイミングの問題で
飛ばしたとなると、泣くに泣けないのではないでしょうか。

それほど、不安定な物でしかないのが、Windows95です。

　　現実に95A、95B、OSR2.0、OSR2.1、OSR2.5と内緒でバージョンアップ
されていますし、そのどれもが重大なバグを修正されないまま、バージョンアップが
繰り返されています。

　　そのように不安定なシステムの上、つまり砂上の楼閣の上で
Windows95対応アプリケーションなるものが動作しているのですから、
不安定どころの話ではありません。

　　メリットとデメリットについて。

　マシン全部を同じマシンにしたとします。

メリットとしては、管理が楽になる事も考えられます。

ただし、システム管理者以外、つまり、会社の人間には一切システムを触らさない
という条件においてです。
全く同じアプリケーションとドライバー類を使用するのであれば、１つ問題が発生しても
すべてに同じ対処をする事で問題解決となりますが、逆にアプリケーションなり
Windows95固有のバグに関連する事となりますと、すべて解決出来ないという難問が
発生します。

　また、同じAT機とはいえ、メーカーによって若干構造が違っています。
画面表示が早く所もあれば、メモリアクセスが早い所のもあります。
また、同じメーカーでさえ機種によって、細かい問題を抱えています。
つまり、AT機は発展途上の機械であって、決して完成された物ではりません。
その良い例が、３ケ月すると、マザーボードなどは古い物となりますし、
メーカー販売の一体型のコンピュータにしても、半年として上位機種に名を残す物は
ありません。それだけバージョンアップなりが早いというのは、不安定要素が各所に
あるという事になります。