エンジンとミッションとのレイアウトの比較

水平対向エンジンと左右対称レイアウト

ピストンが水平に向き合うことから、ボクサーエンジンと呼ばれる水平対向エンジンは、非常にコンパクトです。これは軽量化という意味で有利です。

形状は平らなのでエンジンルームの下部に配置できます。これにより自然と低重心なクルマになります。

ミッションとエンジンを直列に接続できるので左右対称となり、操縦性にとって理想的なレイアウトになります。

インプレッサWRXは、このエンジンとレイアウトです。

直列4気筒エンジン

ピストンは上下運動しているのでエンジン形状は高さが高くなります。重心は高くなります。

ミッションとエンジンの出力軸との関係で、この写真の例では、左側にミッション用の機構が必要になり、バランスが左に片寄ります。

直列6気筒エンジン

前方方向にピストンが並ぶので、エンジンは前方に長くなります。

比較的重量が重くなります。

ミッションの機構は左右のいずかに必要になります。

V型6気筒エンジン

縦方向にコンパクトになりますが、上の部分に重い部品が並ぶので重心は高くなります。

ミッションとエンジンのレイアウトは左右対称になります。

update:206.02