WRC・スウェーデン・ラリー
極寒のスウェーデンでの雪道イベント

気温−25度にまで下がる寒さ、氷と雪に覆われた未舗装路。

北欧・スウェーデンで待ち受けるラリーは、究極の環境下で挑むWRCイベントならではの過酷なイベント。

雪壁、凍結路、高速ジャンプのある高速ラリー。

スパイクタイヤ

WRC唯一、雪の中を走行するため指定タイヤもスパイク付き。

最長2cmまでと制限されるスタッド(スパイクのピン)の使い分けが、雪を攻略する鍵のひとつとなる。

雪壁走法

コーナリング中、道に沿う雪壁を利用してコーナリングする

スウェーデンの雪路ならではの技法。

スカンジナビア半島出身のアドバンテージはそこにある。

もちろんラリー専用のテクニックなので真似は禁物。

ジャンプ

WRCで一二を争う高速ラリーでもあるスウェディッシュ。

2008年のSS11/14に設定されるVargasenのステージには、故コリン・マクレーがかつて SUBARUで豪快なジャンプを披露したことから名付けられた「コリン・クレスト」というジャンプポイントがある。

亡きマクレーを偲び、今年は、最長ジャンプを記録したドライバーに賞が贈られることになっている。

SUBARUが初めてスウェディッシュ・ラリーを制したのは1997年。

地元スウェーデンの名手、ケネス・エリクソンが、ワールドラリーカー元年のこの年、モンテカルロに続きSUBARUの開幕2連勝を決めた。

2005年には、同じく北欧ノルウェー出身のペター・ソルベルグが、悲願のスウェディッシュ制覇を達成。

このイベントが最後のワークス投入となったインプレッサWRC2004で、2位以下に2分以上の差をつけての圧勝だった。

1997 優勝 ケネス・エリクソン インプレッサWRC97
2005 優勝 ペター・ソルベルグ インプレッサWRC2004

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