TOP / 10.6 / 10.5 / 10.4

OSXのディスクユティリティで初期化するときのフォーマットについて

MAX OS 拡張(ジャーナリング)とは

「ジャーナリング」機能は、停電や予想外のサーバコンポーネントの故障からファイルシステムを保護するためのもので、修復が必要な事態になることを減らします。「ジャーナリング」は、Mac OS X Server 10.2.2 ではじめて導入され、その後 Mac OS X 10.3 Panther で、サーバを除く OS に導入されました。

「ジャーナリング」は、Mac OS X ボリューム上の“Mac OS 拡張”ファイルシステムの整合性を保護するための技術です。また、システムを再起動するときに、影響を受けたボリュームの修復を迅速にすることにより、サーバおよび接続されているストレージデバイスの可用性を最大限にするのにも役立ちます。

電源断やシステム障害で読み書きの処理が中断されれば、ファイルシステムのディレクトリと、格納されているファイルの実際の場所と構造との間に食い違いが生じることがあります。「ジャーナリング」の行われていないファイルシステムでは、障害発生後、ドライブは未知の状態になります。つまり、シャットダウン直前の動作の記録がありません。サーバを再起動してサービスを再開するには、ファイルシステム全体のすべてのブロックについて整合性検査を行わなければなりません。数テラバイトのボリュームでは、この処理に何時間もかかり、サーバの停止時間が許容できない長さになります。

「ジャーナリング」されているファイルシステムの場合、ファイルの数やボリュームのサイズにかかわらず、サーバの再起動にはほんの 2、3 秒しかかかりません。

詳細はアップルTIL

「ディスクユーティリティ」を使って、ジャーナリング機能をオン/オフするには:

1. 「ディスクユーティリティ」(/アプリケーション/ユーティリティ)を開きます。
2. ジャーナル記録を開始、または停止にするボリュームを選択します。
3. 開始するには、「ファイル」メニューから「ジャーナル記録開始」を選択します。

ジャーナル記録を停止するには、「ファイル」メニューから「ジャーナル記録停止」を選択します。
ボリュームのサイズについて

Mac OS X 10.3 と 10.4 以降のバージョンでは、最大ボリュームサイズは 16 TB (テラバイト) です。

Mac OS X 10.2 および Mac OS X 10.2 Server の場合、最大ボリュームサイズは 8 TB です。

これ以前の Mac OS X バージョンでは、最大 2 TB です。

詳細はアップルサポートTILこちら

“Mac OS 拡張”フォーマットと“Mac OS 標準”フォーマットとの違い

Mac OS X は、最大 255 文字(半角英数字の場合)の長さの名前を使用します。通常は、デスクトップや Finder 上では、短くされた名前が表示されます。

Mac OS X は、“Mac OS 拡張 (HFS Plus)”フォーマットボリューム上に保存されているファイルに対して、半角英数字の場合で最大 255 文字のファイル名を使用します。

デスクトップファイルの長い名前は、一般には短く縮めて表示されます。短く縮められたファイル名上にマウスポインタを置くと、長い名前が表示されます。

Mac OS 9 から起動していて、長い名前のファイルを表示する場合、ファイル名の最初の 25 文字にユニークな 16 進の参照番号がついて表示される場合があります。完全なファイル名を表示するには、Mac OS X から起動してください。

“Mac OS 標準 (HFS)”フォーマットボリュームを使用する場合、ファイル名は 31 文字(半角英数字)までに制限されます。