10.5で「ファイル共有」で簡単にftpサーバーを公開できるのはいいのですが
困ったことに、クライアントからアップロードしたファイルやフォルダーの属性が
「everybody」に対して「読み書き不可」になってしまうのです。
そのままではwebサーバーのメンテには使えません。
そこで、ftpサーバーの設定を変えるのが以下の手順です。
■基本
MacintoshHD/etc/
のディレクトリに
ftpd.conf
というファイルを/etc/
につくり
umask all 022
と一行いれるだけ。
でも、まずetc自体は不可視フォルダーになってるし
UNIXの知識がないものだから非常にめんどくさかった。
■操作手順
(1)rootの権限のパスワードを設定する。
10.5の場合は、アプリケーション/ユティリティ
のなかの
ディレクトリユティリティ.app
を起動します。
メニューバーから[編集]→[ルートユーザを有効にする]を選択して、rootのパスワードを登録します。
UNIXがわかる人は簡単なことですが、わからない人はなにも考えずにやってください。
(2)ftpd.confをつくる
まずターミナルを起動します。
su
と入力して先のパスワードを入力しsuになります。
つぎに
cd ../../etc
と入力してetcのディレクトリにいきます。
つぎに
touch ftpd.conf
echo "umask all 022" >> ftpd.conf
と入力します。
これでftpd.confの作成はOKです。
(3)チェック
cat ftpd.conf
と入力して中身を確認しておきましょう。
まちがっていたら
rm ftpd.conf
で削除して(3)をやり直してください。
正しければターミナルを終了します。
(4)ftpサーバーを再起動
ftpサーバーのMACのシステム環境設定から「ファイル共有」を「切り」にして、しばらくして「入り」にします。
これでOKです。
これでftpでアップロードしたファイルは「evrybody」に読み出し可能になっているはずです。 |