■主要改良点
「新型マシンの開発ターゲットは、有効なトラクションを確保し、特にロングステージでタイヤ磨耗のバランスが良いなど、応用力の高いフロントセクションを持つマシンを作ることだった。これを達成するために、我々は重量配分やサスペンションジオメトリー、ディファレンシャルセッティングなどの領域に、これまでとは異なる設計思想を投入した。2006年はシーズンの間にサスペンションジオメトリーを進化させ、この新型マシンではさらにステップアップを果たした。またフリクションの少ないダンパーユニットを採用することで高い接地性を実現し、トラクション性能を向上させている。
このマシンでは、ラジエターとインタークーラーの配置も変更した。昨シーズンの中盤に改良を行い、新しいホモロゲーションを活用してさらにステップアップを行うことができた。レイアウトを簡素化することでエアフローが向上したほか、フロントエンドのメンテナンス性も向上した。またフロントセクションを軽量化させ、車体の別の場所に重量を配分させた。
外観的な違いは、比較的少ない。冷却装置のレイアウト変更に伴い、フロントバンパーとボンネットの形状が新デザインとなった。ボンネット上には、両サイドにエアアウトレットを配置している」
http://www.subaru-msm.com/news/070302.htmlより
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