第24番札所 最御崎寺【四国八十八カ所巡り】室戸岬,灯台,高知県

第24番札所 室戸山 明星院 最御崎寺 むろとざん みょうじょういん ほつみさき
直前の23番の薬王寺から77kmもあり途中の休憩所が少なく徒歩での難所です。クルマでは、ほとんどが海岸線沿いの道路で道は広くてよいですがアップダウンは、そこそこあります。ルートは1本道です。
お寺は室戸岬の丘の上に位置し眺望が素晴らしいです。
海岸にはゴツゴツした岩がたくさんで迫力があります。室戸岬灯台もあります。日本の灯台50選でもあるのでぜひ訪れたいです。室戸岬から潮岬(和歌山)にかけては、台風がよく通るルートですので台風シーズンは注意です。
ドライブ
薬王寺から77km
1時間半
【四国八十八カ所巡り】のなかでは距離が長い区間になります。
室戸岬への道は平坦。
海岸線の広々とした見晴らしのいい道です。
2014年の訪問
室戸岬の海岸沿いに弘法大師空海が悟りを開いたと言われる御厨人窟(みくろど)という洞窟があり、巡礼するものにとっては訪問必須の場所でしょう。
大師が洞窟の中で虚空蔵求聞持法という密教の修行に没頭していた、ある夜、口の中に明星(虚空蔵菩薩の化身)が飛び込み、宇宙と一体化するような悟りの境地に至ったと伝えられています。この体験は、後の弘法大師の思想や、真言密教の形成に大きな影響を与えたと言われています。
御厨人窟(みくろど)
登るにつれて太平洋の絶景が見えます。
駐車場から少しだけ歩きます。
室戸岬灯台にも行けるので
あとで行きます。
室戸岬灯台(むろとざきとうだい)は、高知県室戸市室戸岬町の室戸岬付近の高台に立つ白亜の鉄造灯台。
周辺は、室戸阿南海岸国定公園に指定され、太平洋を望む風光明媚の地。
光達距離26.5海里(約49km)は日本一。
また、日本に5箇所[2]しかない直径2.6メートルの第一等フレネル式レンズを備えた第1等灯台でもある。更には、日本の灯台50選の一つ、その歴史的価値から海上保安庁によってAランクの保存灯台にも指定されている。Wikipediaより
最御崎寺の歴史・由来
仁王門「修行の道場」とされる土佐最初の霊場。太平洋の白い波涛が吠えたてる室戸岬の突端にある。
黒潮のしぶきにあらわれて鋭角になった 黒い岩礁。そのすさまじい響き、空と海が一体となり襲いかかる洞窟の樹下で、藤衣を被って風雨を凌ぎ、虚空蔵求聞持法の修法に励む青年・空海がいた。
延暦 11年(792)、弘法大師19歳のころとされている。この詳細は、大師が24歳のときの撰述『三教指帰』に次のように記されている。
「…土州室戸崎に勤念す 谷響きを惜しまず 明星来影す 心に感ずるときは明星口に入り 虚空蔵光明照らし来たりて 菩薩の威を顕し 仏法の無二を現す…」大同2年、唐から帰朝した翌年に大師は、勅命をうけてふたたび室戸岬を訪ねている。虚空蔵求聞持法を成就したこの地に、本尊とする 虚空蔵菩薩像を彫造して本堂を建立、創した。嵯峨天皇をはじめ歴代天皇の尊信が厚く、また、足利幕府の時代には土佐の安国寺となり、戦国・江戸時代には武 将、藩主などの寄進により、寺運は隆盛した。
当時は、真言密教の道場とされ女人禁制の寺であった。往時、女性の遍路は遙か室戸岬の先端から拝んだといわれるが、明治5年に解禁されている。
室戸岬では 東西に対峙している二十六番・金剛頂寺が「西寺」と呼ばれ、最御崎寺は「東寺」とも呼ばれており、納経帳等の寺名には東寺と記されている。
南国情緒を味わ う室戸阿南国定公園の中心にあり、大師が悟りの起源の地でもある。
最御崎寺の見どころ
国指定重要文化財
鐘石石造如意輪観音半跏像が有名。ほかに木造薬師如来坐像、木造月光菩薩立像、三足の「漆塗台盤」。いずれも宝物館。
御厨人窟(みくろど)
大師が虚空蔵求聞持法の苦行をしたと伝えられる洞窟。
明星石
大師が修行中に、星のように光を放ち、毒龍の妨げを防いだという伝説の石。海岸で斑レイ岩として見かける。
第24番札所 室戸山 明星院 最御崎寺 むろとざん みょうじょういん ほつみさきじ
▲境内案内図
▲駐車場案内図
宗 派: 真言宗豊山派 本 尊: 虚空蔵菩薩 開 基: 弘法大師 創 建: 大同2年(807) 真 言: のうぼう あきゃしゃ きゃらばや
おん ありきや まりぼり そわか
住 所: 〒781-7101
高知県室戸市室戸岬町4058-1電 話: 0887-23-0024 駐車場: 普通車37台(無料)
マイクロバス9台(300円)
各午前7時〜午後5時宿 坊: あり(100人) URL http://www1.ocn.ne.jp/~nijyuyon/