楽天市場の手数料は、送料が高い商品ほど利益が少なくなる仕組みになっている
楽天市場で商品を販売するとき
システム利用料などの手数料が発生する。
手数料はプランによりいろいろ異なるが、15%から20%ぐらいと推測している。
この手数料の計算のとき盲点になるのが税金と送料。
以下のように決まっている。
システム利用料(税別) | 基準売上高(月間販売額)×適用料率 |
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通常商品およびRMS全商品モバイル対応サービスにかかるシステム利用料 共通
- ※基準売上高(月間販売額)=販売価格(消費税を含む)+送料
- ※代金引換手数料が含まれている(「込」を設定をしている)場合、代金引換手数料にもシステム利用料が発生します。 代金引換手数料を含まない(「別」を設定している)場合は、代金引換手数料に対してシステム利用料は発生しません。
つまり
システム利用料=基準売上高(月間販売額)×適用料率
=(販売価格(消費税を含む)+送料) ×適用料率
ということで、手数料は消費税にもかかるし送料にもかかる。
なので、送料が大きな商品ほど手数料が大きくなり、お店の利益は減る。
以下、シミュレーションしてみる。
手数料はプランによりいろいろ異なるが、仮に18%とする。
たとえば、ボールペンとお酒、両方とも1000円(税込み)のとき
ボールペン 1000円 送料100円とすると、基準売上高=1100円で、楽天手数料は1100×0.18=198円
ミネラルウォーター 1L 1000円 送料1600円のとき、基準売上高=2600円で手数料は2600×0.18=468円
このように、同じ1000円の商品なのに、手数料は、2倍以上もちがってくる。
お店の側としては、不可解な事実である。
このことから、できるだけ送料が高い商品は売らないほうがよいといえる。
送料が高い商品とは、重くて体積が大きいもの。たとえば、水関係や金属の大きな箱などは不利。
逆に、楽天に向くのは、小さくて高いもの。宝石、貴金属などは送料が安くて有利になる。
この手数料計算の問題点をまとめると以下。
・消費税が上昇したら、手数料が自動的に上がり、利益は減る。
・送料が上昇したら、手数料が自動的に上がり、利益は減る。
・送料が高い商品は利益が少ない。
手数料計算式から税金と送料を除くべきだろう。