エネルギー ニュース 2014
原子力ムラ、大メディアが“封印”する最新技術「超臨界圧石炭火力発電システム」
ゲンダイネットより
http://gendai.net/articles/view/syakai/140115
【転載開始】
原子力ムラ、大メディアが“封印”する最新技術
「脱原発は絵空事だ!」「卒原発なんてできるわけがない」――。
今回の衆院選、“原発推進派”の多くは“脱原発派”を批判し、発電コスト高などを理由に
「脱原発は現実的ではない」と切り捨てている。だが、本当にそうなのか?
脱原発は非現実的なのか。答えは「ノー」だ。
メディアは一切報じないが、実は原発に代わる画期的な「発電システム」がもうすぐ日本で
完成しそうなのだ。
三菱重工など国内重電メーカーが開発した「超臨界圧石炭火力発電システム」などと呼ば
れる技術がそれだ。未来の党の小沢一郎が、卒原発の“切り札”として構想を温めてきた。
この発電方法、とにかく「スゴい」のひと言だ。
「簡単に言えば、石炭を使った火力発電ですが、従来の石炭発電とは、まったく違うシロモノ
です。石炭をガス化した燃料ガスと蒸気を使ってタービンを回すことで、ネックだったCO2や
ススの発生を大幅に抑制することに成功した。
さらに、水分が多くエネルギー効率の悪い『クズ炭』と呼ばれる国内炭も効率よく燃やせる。
この発電システムを使えば、国内炭だけで100年以上の発電需要を賄えるといわれています。
原発をやめてこのシステムに移行すれば、100年かけて自然エネルギーの研究ができるわけ
です。原発推進派は『原発をゼロにすれば雇用が失われる』と言うが、この方法なら、閉山され
た各地の炭鉱がよみがえり、地方の活性化にもつながるのです」(経済ジャーナリスト)
この発電システムは、電力9社と電源開発(Jパワー)が出資する株式会社「クリーンコールパ
ワー研究所」(福島県いわき市)が5年前から研究を開始。ほぼ実験段階を終え、来年4月に
商品化される。クリーンコールパワー研究所の担当者がこう言う。
「CO2排出量は従来比20%減で、環境汚染物質もかなり低減できます。石炭なので原価も安く、
発電コストは1キロワット時あたり40円台の太陽光に対し、たったの5〜8円しかかかりません。
実験用では発電量25万キロワットですが、実用化後は、50万〜60万キロワット(原発は1基
100万キロワット)になります」
原発立地地域への交付金も含めた原発のコストは1キロワット時あたり10円超ともいわれるから、
実に半額で済む計算なのだ。
この技術には世界中が注目している。欧米諸国や東南アジアの関係者がひっきりなしに「クリー
ンコールパワー研究所」を見学に訪れ、この最新システムを次々と採用。日本の重電メーカーに
発注しているという。信じられないことだが、知らぬは日本の国民だけなのである。
「これが本格普及すると、本当に原発ゼロが可能になります。ただ、そうなると原発を維持したい
電力会社や経産官僚は都合が悪いので、国内での情報発信を“封印”しているのでしょう。
3・11以降、メディアもこの発電技術をほとんど報じていません」(政界関係者)
卒原発は決して夢物語ではない。原発推進派のネガティブキャンペーンにダマされては
いけない。
【転載終了】
クリーンコールパワー研究所
http://www.ccpower.co.jp/
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