WRCラリー・スウェーデン、ソルベルグはノーポイント・戦略ミスではないのか?
ソルベルグは初日はトップを走るなど好調だったんですが、最終日、コースアウトしてノーポイント。アトキンスは徐々に順位を上げて8位入賞。
ソルベルグは少し精神的にあせりがあったんだと思います。というのも前年は一年を通して一度も優勝なし。このスエーデンでは前半調子がよく、一度はトップも奪いました。そして最終日まで4位以内にいましたので優勝も可能性が無いとはいえないと判断したのでしょう。2日目のあとのインタビューでも「明日は攻める」と言ってましたし。
しかし2位か3位でもよかったんではないのかなと思うのです。3日目のスタート時点でトップを走っていたのは昨年このウエーデンで優勝していたグロクホルムです。順当に行けばグロクホルムが優勝なのです。ソルベルグにとって高い確率で得られる結果はせいぜい2位だったはず。それなのに1位を取りにいきました。その結果、右コーナーでコースアウトして深い新雪のなかにクルマが突入してしまい脱出に何分もロスしました。結局はリタイヤ同様の結果。リスクが高かった。ハイリスク、ノーリターンという結果になってしまったわけです。このときスバルのレース・マネージャーたちはどういう指示を出していたのだろうか疑問になります。
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戦力を分析しても今回のマシンは昨年のマシンのままで、昨年もこのスエーデンでは勝っていません。マシン的に勝てる要素は少ないのですから、無理して順位を上げるよりもボディウム圏内で走れと指示したほうがよかったと思います。
まだまだWRCシリーズは始まったばかりで先は長いのですから1ポイントずつ稼いで行くという判断も必要だと思います。
対照的なのはローブ。初日は調子がわるかったけど最終日までにはちゃんとボディウムまで戻ってきました。
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やはりWRCカーのエンジンオイルはMOTULだった
WRC2007モンテでの写真ですが、WRカーに注入しているオイルはMOTUL300V5W40Powerの缶ですね。フランス製なのでポリかと思ってたのですが、最近わたしが使ってるのと同じ缶でした。
3ヶ月から半年ぐらいに一回、交換してる。その間にミニサーキット2,3回というペース。財布に余裕があればもっと頻繁に交換したいが。
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MOTUL(モチュール)についてのレビューは、こちらにまとめてます。
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ちなみにMOTUL5W40についてのメーカーのコメント
「 300V POWER 300V パワー 自動車専用オイル5W40
従来最先端とされてきた、コンプレックス・エステルをしのぐベースオイル「ダブル・エステル」を採用。
高温時の油膜強化と油膜の厚さがさらに強化され、過酷な条件下でもエンジン内部を磨耗から保護します。また、せん断による粘度低下ゼロ(CEC L-14-A-93)を実現。安定した油圧を維持します。
中〜大排気量車、NA〜高トルクターボエンジン用。特に鋭いレスポンスと安定した油圧維持の両立を図るレーシングエンジンに最適。サーキット走行からストリート走行まで対応。
300Vシリーズの他の粘度グレード品との混合は性能のバランスが崩れる可能性があ りますのでお勧めしません。
品名 300V POWER
特長 自動車専用オイル 100%化学合成、エステルベース、4ストロークエンジンオイル ガソリン/ディーゼル用
SAE粘度/DOT規格 5W40
適合規格 API SL/CF相当
適合 全4ストロークエンジン、競技用、オン/オフラリーや街のり」
MOTUL300Vシリーズには、よくにた粘度で10W40がある。
10W40は他のMOTUL300Vのどれとも混合可能だが、このWR使用の5W40だけは他のMOTUL300Vシリーズとの混用は禁止している。なぜだろうか。
5W40はレーシングエンジンに最適とあるが、
10W40はレーシングエンジンの記述はない。
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