第13番札所 大日寺【四国八十八カ所巡り】

2012年5月の巡礼
第13番札所 大栗山 花蔵院 大日寺【四国八十八カ所巡り】
直前の焼山寺より約30km、1時間ぐらい。
山を下っていきます。
・運転のポイント
焼山寺からしばらくの間は細い山道の急な下り道が続きます。
運転は注意が必要です。
県道まで降りて来ると道幅が広くなります。
交通量は少ないです。
下り坂が続くのでスピードに注意しましょう。
道路のすぐ横がお寺です。駐車場も道沿いにあります。
以下より
阿波の国一宮とはゆうだすき
かけて頼めやこの世のちの世
大栗山 花蔵院 大日寺
大日寺の歴史・由来
徳島市には5ヶ所の霊場がある。
そのいちばん西部で鮎喰川を渡った平地にあり、車の往来が激しい県道の反対側が、かつて阿波の総鎮 守であった一の宮神社となっている。開基は弘法大師とされ、縁起によると「大師が森」というこの地で護摩修法をされていたさいに、空中から大日如来が紫雲 とともに舞いおり、
「この地は霊地なり。
心あらば一宇を建立すべし」
と告げられた。
大師は、さっそく大日如来像を彫造して本尊とし、堂宇を建立し安置した と伝えられている。寺名の由来もこの縁起による。境内は老樹に覆われ、密教寺院の雰囲気を漂わせているが、戦国時代には「天正の兵火」により堂塔はすべて が罹災している。その後、江戸時代の前期に阿波3代目藩主、蜂須賀光隆公により本堂が再建され、諸国に国の総鎮守・一の宮が建立されたときには、その別当 寺として同じ境内にあり、管理に当たっていた。
ただ、一の宮の本地仏は行基菩薩作の十一面観音像とされており、同じ境内であったため、江戸時代には一の宮神社が札所であり、納経 所として参拝されていたようである。このことは真念著『四國邊路道指南』(貞享四年・1687)にも記されている。その後、明治の神仏分離令により神社は 独立し、一宮寺は大日寺ともとの寺名に変えたが、もともとこの寺にあった大日如来像は脇仏となり、十一面観音像が本尊として祀られている。 日本人の心に は仏と神が融和している。遍路は大師の御心を慕い歩みつづけている。
大日寺の見どころ
しあわせ観音ぼけ封じ観音
東に0.7キロほどの新奥の院・国中寺は、お年寄りへの祈祷で知ら れる
奥の院・建治寺
約5キロ離れた深山幽谷の地にあり、修行の道場とされている。 本堂岩窟に安置する尊像は弘法大師作と伝えられる。
しあわせ観音
樹齢100年をこえる 巨木の側にあり、合掌している極彩色の小さな観音像。幸せの願いを祈る。
第13番札所 大栗山 花蔵院 大日寺 おおぐりざん けぞういん だいにちじ
▲境内案内図
宗 派: 真言宗大覚寺派 本 尊: 十一面観世音菩薩 開 基: 弘法大師 創 建: 弘仁6年(815) 真 言: おん まか きゃろにきゃ そわか
住 所: 〒779-3132
徳島県徳島市一宮町西丁263電 話: 088-644-0069 駐車場: 普通車であれば15台
マイクロバスであれば10台
大型車であれば8台
利用時間の制限は特になく、料金は不要宿 坊: あり(150人)