老化の影響を一番受けるのは、脳。50歳からの認知症予防が大事
体の中で老化の影響を一番受けやすいのは脳です。
老化した脳細胞を新しい細胞に取り替えることができればいいのですが、脳細胞はほかの体の組織とは違って、取り替えることができません。
また、脳の活動性を維持するために脳の膜は柔らかくなくてはいけないので、常温で液体の状態である不飽和脂肪酸の割合が多いのです。不飽和脂肪酸は炭素同士の結合に二重構造があり酸化に弱いのです。
さらに脳は活動するためにたくさんの酸素を必要とする反面、細胞を酸化させやすい活性酸素を多く発生してしまいます。
細胞の再生ができない、膜が酸化されやすい、活性酸素が発生するという過酷な状況で脳は活動していますので、何十年も経つと老化が進み認知症になるのは無理もないのです。
酸化ストレスの軽減はこの脳の老化の予防戦略になります。
仮に認知症と診断されるのが75歳だとすると
50歳くらいから脳の老化が進み、25年目で認知症と診断されます。
50歳からの認知症予防戦略をきちんと推し進めるということが大切です。
以上、出典https://info.ninchisho.net/archives/34644
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・酸化ストレスが軽減したデータ (論文より引用)