【エンジンオイル】PAOとエステルは、100%合成オイル
ベースオイルは、「API:アメリカ石油協会(American Petroleum Institute)」によって5段階のグループに分類されています。グループの数字が小さいほど品質は低く、数字が大きくなるにつれて品質は上がっていきます。
グループ4と5が100パーセント化学合成オイルになります。
| 表現 | グループ1 | グループ2 | グループ3 | グループ4 | グループ5 |
|---|---|---|---|---|---|
| – | 鉱物油系 | 合成エンジンオイル | |||
| 部分合成エンジンオイル | |||||
| 鉱物油 ミネラル |
高度精製鉱物油 ミネラル |
合成油 シンセティック |
化学合成油 シンセティック |
化学合成油 シンセティック |
|
| 分類 | – | 鉱物油 | 合成油(VHVI) | 化学合成油(PAO)
MOBILが開発 |
化学合成油(エステル)
MOTULが開発 |
| 部分合成油 | |||||
| 種類 | 鉱物油 | 鉱物油 | 鉱物油 | PAO/ポリαオレフィン | 左記に属さないベースオイル |
| 原油の処理方法 | 溶剤精製 | 水素化分解(精製) | 水素化分解(精製) | 化学合成 | 化学合成 |
| 硫黄分(mass%) | 0.03超 | 0.03以下 | 0.03以下 | – | – |
| 飽和成分(vol%) | 90未満 | 90以上 | 90以上 | – | – |
| 粘度指数 | 80~119 | 80~119 | 120以上 | – | – |
- ※用語解説
- 鉱物油…自然界の原油を精製して作るベースオイル
- 化学合成油…PAOなど、人工的に作られたベースオイル
エンジンオイルは、「ベースオイル」と呼ばれる基本のオイルに各種の添加剤を組み合わせることで作られます。
このベースオイルこそ、エンジンオイルの性能を左右すると言っても過言ではありません。
グループ1~3までが鉱物油を使用したベースオイル、グループ4.5が化学合成油を使用したベースオイルです。
グループ3の「100%合成潤滑油(全化学合成油)」とは、鉱物油でありながら化学合成油に相当する性能の合成油のこと。
水素化分解によって鉱物油の不純物を完全に除外し、鉱物油の長所と化学合成油の性能を合わせ持ったベースオイルを作ります。
おおまかに言うと、グループ1.2が低品質、グループ3~5が高品質のベースオイルということです。もちろん、品質が上がるほど値段も上がります。
表記は各メーカーによって異なりますが、グループ2までを「鉱物油(ミネラル)」とするケースが多いでしょう。
一般的には、以下の3種類の表記が使われています。
グループ1.2を主原料としたベースオイル。コストパフォーマンスに優れ、一般的にも普及しています。
グループ2と3の混合、もしくは3を主原料としたベースオイル。価格・性能共にバランスが取れており、鉱物油と合成油の中間に位置します。毎日車を使う場合や高速道路をよく利用する場合にオススメです。
グループ3以上を主原料としたベースオイル。酸化安定性・低温流動性に優れた高性能なオイルといえます。ターボエンジン搭載車やスポーツ車、または車を大切に使いたい場合にオススメです。
例
以上https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/base_oil/より
カストロールはグループ3のものを化学合成油(Full systhetic)と間違いの表記をしているのでまぎらわしい。正しくは部分合成油。以下↓↓Wikipediaより
「アメリカにおいてカストロールがグループIII基油を用いたsyntecという名のオイルを化学合成油(フルシンセティック)として販売した。この事に対してモービルは、「グループIII基油をベースに用いたエンジンオイルは、化学合成油ではない」と主張し、アメリカの広告審議を担当するNAD(National Advertising Division)に異議を申し立てた。」
参考
https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/base_oil/より



















