クルマのフロントガラスは紫外線を100分の1までカットしてくれるけど、左右ガラスは、そうでもないから、やっぱ日焼け止めは必須

紫外線とお肌の関係が以下です。
UV-Aは、肌の奥まで到達してシワ、たるみの原因になります。
UV-Bは、肌の表面に作用してシミ、肌荒れ、日焼けを起こします。
日焼け止めの防止効果については
UV-Aは、PA
UV-Bは、SPF
で表示されます。それぞれ数値が大きいほうが効果が高いです。
PA++++
SPF50+
などのように表記されています。
波長について
UV-Aは、300ぐらいから400nmあたりまで。
UV-Bは、300ぐらい以下
地表面に届く量としてはUV-BよりUV-Aのほうが多いです。
UV-Aの防止効果の表記はPAです。PAが大きいほうが安心ですね。
さて、ガラスやアクリルはどれぐらい紫外線を遮断してくれるのでしょうか。
以下がそのグラフです。
ガラスやUVカットのアクリルであれば、気になる400nm以下の波長はカットしてくれるようです。
では、ガラスに囲まれているクルマの中はどれぐらい安全なのでしょうか。
それが以下です。
オープンカーは、ほぼ屋外と同様でしょうから、それを基準に比較すると
フロントガラスで顔のあたりでは、屋外の50分の1〜100分の1ぐらいまでカットしてくれるようです。
しかし、腕だと、顔の100倍ぐらい紫外線を浴びてしまうようです。
ということで腕を保護することも大事になり、腕にも日焼け止めは必要になります。
もうひとつ、おもしろいデータを紹介します。
服に使われる素材の綿とポリエステルの白い布の場合、どれぐらい紫外線を透過するのか、以下です↓。
UV-Aの300から400nmあたりでは、
ポリエステルは、0から40%ぐらいまで変化して、350nmあたりまではポリエステルが綿より優秀ですが
350nmを超えると綿のほうが優秀です。
綿は、UV-Aの範囲では、20から30%ぐらい透過します。
綿の透過率はおだやかに変化していて30%ぐらいで落ち着いています。
ポリエステルは40%ぐらいで落ち着くようです。
450nm以上についてはグラフがありませんが、肌によくないのは400nmあたりまでですので450nm以上はそれほどきにしなくていいでしょう。
ということで、350nm以下では、綿とポリエステルでは15%ぐらいの差でポリエステルが優秀ですが
350nm以上では綿が優秀です。