アルカリ性の温泉ではゴシゴシ洗わないこと
ぬるぬる、つるつる気持ちがいい温泉ですが、
角質が落ちることでツルツルになるのですが、これはアルカリ性の温泉に多いのです。
いっぽう、肌は、雑菌から身を守るために弱酸性に保っています。
強いアルカリ性の温泉に長時間入ると表面の角質が分解されてツルツルになりますが
そのぶんpHはアルカリ性に偏り、バリアがなくなり無防備な肌となります。
この状態のままでは雑菌に感染されやすいくなりますので、ゴシゴシ洗うのはダメです。
アルカリ性のお湯に浸かったあと、肌が元の弱酸性に回復するには2時間程度かかります。
回復を早めるには、酸性の湯に浸かるか、洗い場のお湯が水道水であれば、それでシャワーするとよいでしょう。
肌のpH(水素イオン指数)は皮脂膜の遊離脂肪酸や汗の成分、菌叢などによって決められ、個人差はありますが、pHは4.5~6.5の弱酸性になっています。
出典 http://maeda-lab.com/index.php/ja/2014-03-29-13-48-43/2014-04-12-04-45-13/46-ph
ブドウ球菌はヒトから分離されることが多い常在細菌であり、特に健常人の鼻腔内には100%存在する。
大部分は非病原性で、体表面(皮膚)、鼻咽腔、消化管(腸)、膣などの常在細菌として、常在細菌叢(あるいは正常フローラ)(腸内細菌)を形成し、むしろ外部からの病原体の侵入を防ぐバリヤーの役割の一端を担っている。
黄色ブドウ球菌 (Staphylococcus aureus)
主として鼻腔や表皮に常在する。ブドウ球菌の中では最も病原性が高く、健常者に対しても化膿性疾患を中心とする各種疾患を引き起こすことがある。また足の裏の悪臭の原因物質を作る菌のひとつであることでも知られている。表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)
主として鼻腔や表皮に常在する。通常は非病原性であり、他の病原菌から表皮を守るバリアーや、表皮を健康に保つ役目を果たしている菌であるが、体内に侵入すると病原性を発することがある。プラスチック表面などに対する付着性が強くまた表皮の常在菌であるため、手術の際にカテーテルや心臓弁などの医療用器具に付着して体内に侵入することがある。特に体内に留置するタイプの医療器具に付着して、そこで増殖することによって深在性の化膿症の原因になることがある。腐性ブドウ球菌(S. saprophyticus)
主として泌尿器周辺の皮膚に常在している。そこから尿路に侵入すると尿路感染症の原因になる場合がある。出典
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブドウ球菌