【オレンジの花】ワスレグサ(忘れ草)クワンソウ カンゾウ
和名. ワスレグサ(忘れ草) ワスルルクサ(忘るる草) カンゾウ(萱草). 英名. Orange Daylily Tawny Daylily Tiger Daylily Ditch Daylily. ワスレグサ Hemerocallis fulva は、キスゲ亜科の多年草の一種。 広義にはワスレグサ属(別名キスゲ属、ヘメロカリス属)
ワスレグサ(忘れ草)は、花が一日限りで終わると考えられたため、英語ではDaylily、独語でもTaglilieと呼ばれる。実際には翌日または翌々日に閉花するものも多い。中国では萱草と呼ばれ、「金針」、「忘憂草」などとも呼ばれる。
沖縄県での方言名はクヮンソウ、カンソウ、ニーブイグサなど多数の名前がある。
ニーブイは沖縄の方言で眠いの意である。「ニーブイグサ」は、眠り草と解釈できる。
成分であるオキシピナタニンによる睡眠改善効果をうたったサプリメントが作られている
ワスレグサ Hemerocallis fulva は、キスゲ亜科の多年草の一種。 広義にはワスレグサ属のことを指し、その場合は、ニッコウキスゲなどゼンテイカもユウスゲもワスレグサに含まれる。また長崎の男女群島に自生するトウカンゾウなどもワスレグサと呼ばれる。
例によっていろいろと種類あり、その一部↓
アキノワスレグサ(別名トキワカンゾウ) Hemerocallis fulva var. sempervirens
花はノカンゾウに似る。常緑性。日本では九州南部および南西諸島に自生する。
沖縄県での方言名はクヮンソウ、カンソウ、グワンソウ、ガンショウ、クワンシヤー、ガンソウ、ハンソウ、フファンサ、ファンツァ、フファンツア、ニーブイグサ、ニーブイカンソウ、パンソー、カンゾーバナ、ウプンサ、ビラティなど。これらの大半は「萱草」が訛ったものである。
注目すべきはニーブイグサ、ニーブイカンゾウと呼ぶ地域があることで、これは沖縄の方言で眠いの意である「ニーブイ」からきたもので、直訳すると眠り草と解釈できる。
沖縄においては伝統的農産物として栽培されており、野菜として用いられる他、
成分であるオキシピナタニンによる睡眠改善効果をうたったサプリメントが作られている[1][2][3][4]。
ヤブカンゾウ
和名 : ヤブカンゾウ(藪萱草)
学名 : Hemerocallis fulva var. kwanso
原産 : 中国
自生地 : 日本では本州以南の野原や薮などに群生する。
生態 : 3倍体のため結実せず、匍匐茎(ほふくけい、ランナー)を出して拡がる。
草丈 : 約80cm
葉 : 狭長
花 : 7〜8月に、茎頂にユリに似た八重咲きで橙赤色の花を開く。
根 : 黄色、末端は塊状である
別名 : ワスレグサ、カンゾウナ
ノカンゾウ
ノカンゾウの花
和名 : ノカンゾウ(野萱草)
学名 : Hemerocallis fulva var. longituba
分布 : 中国、朝鮮半島、日本、サハリン
自生地 : 日本では本州以南の原野などに群生する。
生態 : 多年草だが、冬季には地上部の葉が枯れる。
草丈 : 約80cm
葉 : 狭長
花 : 7〜8月に、茎頂にユリに似た橙赤色の花を開く。花弁は 6枚。
根 : 黄色、末端は塊状である
別名 : ベニカンゾウ
Wikipediaより
ちなみに
漢方でよくでてくるカンゾウ(甘草)とはまた別物。