美郷カートランド2006.2.18
デビュー戦・美郷から無事帰還しました〜
本日、ついに美郷カートランドで初のジムカ・デビューしました。

今回のレイアウトは右です。

直線がありますが、一瞬の直線です。

今回の目標は、「無事帰還すること」

これに尽きます!

なんといってもコースが狭い。山の中をくりぬいたようにして作られたこのコースは、エスケープゾンがほとんどなし。コースアウトするとすぐ山の斜面というシビアなコース。

初体験のわたしとしては、タイムよりも安全第一。これですよ、これ。

準備

今回はホームページでコースレイアウトが昼過ぎに発表されたのでプリンタに印刷して、GT4を起動。GT force Proをセットして、ドイラビングパークに行ってタイヤを一番ヘボイ滑るノーマルにして練習走行しました。パイロンのあるコースもあるので、ここでも荷重移動とかリヤスライドのきっかけなんかを練習。これでイメージトレーニングはばっちり(^_^)b

移動

イメトレが終わったら実車のWRXに乗り込んで美郷サーキットへ移動です。一時間ほどで到着。

夕方6時すぎに現場に到着。そのうちろくむし氏とHOUND氏、そして師匠の浜ちゃんが到着。

走行会は7時スタートです。だんだんと日が暮れてきて気温が下がってきてます。

空気圧を前2.3, 後ろ2.1に調整しました。

コース図を手に、サーキットを歩いて頭にレイアウトをメモリーすることに。歩くとコースの傾斜とかがよくわかりますね。ふむふむ、ここでは、下りなのでブレーキを早めにしよう。。なんて考えながら歩きました。(実際、走るとそんなことぜーんぶ忘れてましたが(爆))人間ひとりが歩きながら見るとサーキットの幅は非常に広いのですが、クルマに乗ると狭いんですよね、これが。

走行開始7時より

さて、いよいよ、時間がきて、わたしは初体験ということでHM師匠(この人、NAインプながらターボ車よりも速いタイムをたたきだすという、わたしにとってはジムカの師匠なのです)の横にのせていただき、師匠が、コースをゆっくり走りながら、スタート位置、計測器、ひとつひとつのコーナーの注意点などを説明してくれました。

ひととおり回って、スタート地点にもどると、師匠は「こんどは走りますよ」っていって、最初の一本目を体験。ごごー、、、っ。どわーっっ。。師匠は走りながらも「コース覚えてない」「これで合ってる?」とかいいながら、すごいコーナリング。。なんだ?この吸い付くような走りは〜。。。さすがに速い。いや、速すぎる! 速すぎて、どこをどうマネしていいのかわからないんですけど。。(汗;) ゴールにもどり、ともあれ「ありがとうございました」といってクルマをおりました。

前半戦

うーむ、ともかく「クルマこわさんように走ろう」と気持ちを切り替えてと(爆)自分のWRXに乗り込みエンジンスタートしてスタート待ちの列に入りました。5台ぐらい前にいたかな。本日見学のHD氏を横に乗ってもらい、コース確認とナビしてもらうことにしました。HD氏は推定100キロですので、それだけのウエイト・ハンディってことでおねがいしますヾ(~∇~;) オイオイ!順番待ちのあいだHD氏とトークしてました。

そしていよいよ直前のクルマがスタート。つぎはわたしです。

4点式シートベルトをしっかり締めます。

ほんとならここらでドキドキ、バクバクってかんじになるんでしょうけど、ここだけの話、ぜんぜんドキドキ感がなかったんですよ。「ゆっくり走ろう、タイムはどうでもいいや、クルマを壊さないようにしよ〜」って気持ちが強かったからかなぁぁ(爆)

ともあれ、フツーにスタートラインまでいき、前のクルマがくるくると走り回るようすを見ながら、「二、三回はコース覚えるまでゆっくり走りましょう」ってHD氏に確認。そして前のクルマがピットに戻ってきました。

いよいよ、スタートです。

「よっしゃ〜、いくぜ〜」なぜかここですでにハイテンションに!

ギヤを1stに入れて全開でブォーってスタート。そのまま2ndに入れて軽い左コーナーを全開でクリア〜。

そしたら、横のHD氏が「ぎゃ〜、一回目からこんなに飛ばすんですか〜」って悲鳴をあげました。。おっと、そうだった! ゆっくり走るんだった。ご指摘ありがとうございます、ってことで、ペースダウン。その後は、コース確認メインで、気持ちは「ゆっくり、ゆっくり」を意識して快適に一周できました。途中、インの目印のわかりにくいコーナーがいくつかあって、かなり大回りしてしまいました。うーむ、ここらは体で覚えるしかないな。けっこう楽しみながらゴール。

ふたたび順番待ちの行列に並びます。順番待ちの間はエンジン冷却のためにずっと暖房全開で30℃+エアコンONでした。

待ってる車内で、一周目の大回りしたコーナーなどのチェックポイントの対策を考えながら、二本目に突入。ちょっとペースを上げてしまってつっこみすぎかな。それと、また一回目と同じコーナーでコーナーを見失って大回り、、、が、なんとか修復してミスコースなくゴール。まだまだコースが頭に入ってないですね。

二本走ったあと、なぜか、おなかが空いてきて「休憩〜」おいおいもう休憩かよ。車外にでて、ひんやりした空気のなかで頭を冷やしつつ持参したチョコを食べました。真冬の夜の山ですから寒いです。レイアウト図をみながら自分の走りをチェック。思っていたラインを走れてないぞ〜。つっこみすぎで脱出速度が遅いです。それとライン取りのまずい場所がありました。

それにしても2速だけで走れちゃいました。つまり2速オートマでOKってことですね。でもこれだと立ち上がりの加速がダルいところがいくつかあるんですよね。1速まで落とせば立ち上がりは速いんですけど、シフトがいそがしくなるのと、シフト時間がロスになりそうだし、クラッチミートがいまいち練習不足だし。いまはまだ無理。ゆくゆく将来は、ちゃんと1速まで落としてコーナリングできるようにしようっと。

ともあれ、まだクルマはこわれてないぞ。当初の目的達成。まだ早いって。

そして三本目に突入。さっきミスしたコーナーの回り方がなんとなく覚えてきました。ひとつずつ問題解決するのが楽しいですね〜。

その後何本か走ってみましたが、全体的につっこみすぎで、あわててコーナリングして、コーナリング中でもABS効きまくりってんかんじで、コーナー脱出が遅いです(大汗)。それにしてもWRXは、なかなかスピンしませんね〜。おどろきです。WRCレベルの人が使うクルマですから、わたしごときでは、ぜんぜんクルマが余裕なんでしようね。

それと、一回、ロケットスタートをしてみようと、全開近くまで回転を上げてポンとクラッチを離したところ、ガガガっとクラッチがつながったりつながらなかったり、いわゆるジャダーってやつを起こしました。走り出したのですが、クラッチが焦げ臭い。。あー、またやっちまった。とりあえず一周しましたが、2速ホールドなので、その後の周回では、それほどクラッチには負担はなかったかと思います。しばらくすると臭いはなくなりましたが。
あとで調べると、ロケットスタートは四駆のクルマでは厳禁らしいですね。ミッションとかデフとかに負担がかかりすぎるそうで、最悪ミッションが壊れるらしい。。おそろし〜。。もうやめときます。

その後も何周か周回してそろそろ休憩しようかな〜って思っていたら、HM師匠が横に乗ってくださることに。

先生の指導

HM師匠が横に乗ってくださり、二本ほど見てもらい、講評してもらいました。

・空走時間、ようするにアクセルONでもなくブレーキしてるでもない時間があるので、これをなくすように。(了解しました!)

・ブレーキはもっと奥まで我慢して一気にガツンと踏むように。それによりスムースなコーナリングとなる。(了解!)

・ハンドルを一気に切りすぎてるので少しゆっくり。(了解! とはいうものの、早く回さないと追いつかないんだもーん)

・コース幅をもっと広く使うように。(ライン取り、要修正、、うーん、これ、頭でイメージしてても、実際走ると違うライン走ってるんですよね。。)

・走り自体は横に乗っていても安心感がある。(いや〜、これが一番うれしいです!)

・1速を使えるようになるともっとタイムは早くなる。(了解。今後の課題ということで)

・空気圧は周回を重ねるとタイヤが暖まって0.3ぐらい上がるので、こまめにチェックすること。(了解)

先生、ありがとうございました!!

休憩

ここで、猛烈におなかが空いていたので、休憩することにしました。時計をみるとすでに9時すぎ。あっというまに2時間も走ってたんですね。おなかが空くはずだ。10本ぐらい走ったかなあ。HOUND氏と暖かいレストルームでパン食べてホットココアを飲んだら眠くなってきて30分以上もぐだぐたと休んでしまいました(^ ^); やる気あるのか〜

休憩中と順番待ちの間はボンネットをあけて、エアコンONでファンを全開で回しエンジンを冷却しました。

後半戦

さて、レストハウスを出るとひんやりと真冬の空気が身を引き締めます。もう一本走るか。HOUNDウエイトを積んで出撃。

休んでいる間に空気圧が適度に下がったのか、二本目で本日ベストが出たそうです。わたしぜんぜんタイムなんか見てなくてHOUND氏が教えてくれました。お〜、なんか、タイムを気にしてなくても本日ベストといわれるとうれしいですね。気分がよいのでちょっと休んで、ろくむし氏とかとたべっているうちに、時間終了。 じつは休憩したあたりから集中力が切れかけてるのがわかってたので、無理は禁物ってことでちょうどよかったです。

まとめ

◇赤・要注意コーナー

赤1,2は大回りになったコーナー。

赤3は、進入角度がむずかしいのと、縁石が高いのでヒットするとそのまま山に飛び出す可能性ありとのことで要注意。

赤4は逆バンクの難関コーナ。クルマがずるずると外側に滑りたがる感じがあり、ハンドリングは慎重に。

赤5は、最後のヘアピンです。無理しないほうがいいです。脱出速度優先にしてスローインにしました。

◇緑・最高速をねらえるところ

緑1の直線は、スピードを出せるはずなのですが、手前の赤2で大回りになり、ロスするのと、2速で走っていたので立ちあがりの加速がいまいちでした。1速使えるようになれば速くなるでしょう。

緑2も最高速を出せるところなんですが、ライン取りがまずくていまいちでした。四輪のタイヤがうっすらキーって鳴いてるときが最高のコーナリングかも。ちょっとこわいけどね。

感想

ということで無事にデビュー戦を終了しました。当初の目標、「クルマを壊さないこと」を達成して満足してます。つぎは「ちゃんと自分の頭の中で思っているラインを走ること」ですかね(^ ^);

いやー、それにしても、インプレッサWRXの限界の高さに驚きました。なにしても姿勢がくずれないですね。タイヤのポテンシャルも高いんでしょうけど、以前乗っていたセリカでは「こんな姿勢で、こんなことしてたらスピンだろ〜」って状況でもWRXはぐぐっと踏ん張ってズズズッってかんじで、それほど取り乱すことなくコーナーを抜けていくんですね。驚きました。WRXのふところの広さ、安全マージンの高さは特筆に値しますね。スバルのキャッチフレーズ「走りを極めると安全になる」はホントでした。さすがにWRCで鍛えられたクルマはちがうってかんじです。わたしの腕では、WRX君は余裕みたいです。

今回、そういうかんじで、WRXを運転してたというよりも、WRXに乗せていただいたというかんじのサーキットデビューでした。

HM先生から「安心して横に乗っていられる走り」HD氏からは「なかなか安定した走りで、とても初めてとは思えない」との、ありがたいお言葉をいただきました。それもこれも「クルマこわさないように走ろう」「スローイン・ファストアウト」を心がけたのが大きいかと。基本的にはブレーキで加重を前に移しつつコーナリング、低速のS字ではアクセルONとOFFで加重を入れ替えつつコーナリングをめざしてます。スピンしないように、前のタイヤが走りたい方向に向いていたら全開、それ以外とのときはぜったいに全開にしないで様子見というか調整しつつ走行を心がけてました。が、実際はなかなか目指しているようなラインは走れず、いっぱい修正点があるのでゆっくり改善していこうと思ってます。

ひそかにGT4(グランツーリスモ4), WRC4などをGT froceProで練習してきたのも効果ありと思ってます。けっこう挙動とかリアルに似てるんですよね。ノーマルタイヤのいちばん滑るタイヤで練習しておくといいみたいです。(^_^)b

レコード
データ

今回、2速ですべてまかないました。一速使うともっと速いそうですが、まだまだ先のことでしょうね。

最高速度は95km/hぐらいだったかな。でも、あの短いストレートで一瞬で100キロ近くでるのですからWRXは、すごいクルマです。スリルあります。うまい人なら100キロ超えるでしょう。

水温ですが、おもしろいデータがとれました。

走行後、ほっとくと90℃オーバーになっていくのですが、送風を全開にして温度30℃でエアコンスイッチを入れて放置しておくと、最低では72℃ぐらいまでさがりました。もちろんボンネットもオープンしておきます。

外気温は4℃ぐらいでした。

本日の最高水温94℃でした。すぐに冷却させてた効果でしょうか。一周1分程度のコースですし。

燃費は5km/Lぐらいでした。

今回初使用のサベルト4点式ベルト、いいですね。まったく体がぶれません。効果ありです。

クルマのスペック

マフラー以外、標準装備品です。ジムカで遊ぶならWRXは、ほとんど標準装備で十分かと。サーキットならブレーキは強化したいですけど。

オイルは保護のために社外品の良いもの入れてます。

タイヤ 215/45R17ポテンザR17 標準装備
アルミ RAYS鍛造17x7.0JJ 標準装備
マフラー STIゲノム
エアクリーナー STI製
ブレーキ・F 16インチ対向4pod・赤キャリパー 標準装備
ブレーキ・R 15インチ対向2pod・赤キャリパー 標準装備
サス・ショック 倒立式ストラット・スポーツサス 標準装備
LSD・リヤ シュアトラック 標準装備
センターデフ ビスカスLSD付き 標準装備
トルク配分 通常50:50。スリップ時はセンターデフが自動制御。 標準装備
エアロ フロント・アンダースカート、サイドスカート、
大型リヤスポイラー
標準装備
追加メーター i-mono・水温、吸気温、回転、速度、電圧 使用レポート
ブースト計・STIゲノム 使用レポート
エンジンオイル MOTUL300V 使用レポート
MTオイル OBERON 使用レポート
リヤデフ・オイル RedLine
シートベルト SaBelt Clubman 4x4 使用レポート
型式 TA-GDA、5MT、2Lターボ
駆動方式 4WD

リンク 徳島カートランド(美郷サーキット)概要

走行会を企画されてるナナミさんのページ