テレビ局の人も見ている人もそういう人たちですので、目に見えない現象とかを認める、なんていう科学者を呼びますと、番組としては視聴率が上がりません。つごうが悪いわけです。

ですから、そういう科学者は番組に呼ばない、出さない、持ち込まない。

これを非科学三原則といいます。

でも、ほんとうは目に見えないものが大切なんです。

心にしても気持ちにしても目に見えませんから。

目に見える事柄だけで片づけようとするから争いごとが絶えないんだと思います。目に見えない世界を信じない人たちは、なにかと証拠を出せなどといいます。

でも証拠を出したところで、信じるか信じないかは、その人の心の中で決まることなんです。

どんな証拠を出したところで「わたしは信じません」と言えばおしまいなんですから。

だから証拠を出すことすら無駄に見えてきます。

それと見るということ自体、幻想なんですよ。

脳に電極をいれて視神経にパルスを流せばなんらかの像が視野に浮かぶわけですから、パルスをうまく操作して思い通りの映像を見せるなんてこともできるわけです。

こうなりますと、何を自分は見ているのかわからないってことにもなります。

by macken in 2000