人は必要なときに理想的な心理状態になれる
IPSを身につけるには以下のトレーニングを毎日つづければよい。
(1)生活面でのストレスと回復のバランスをはかる。
ストレスのあとは、好きなこと、リラックスできることをする
(2)思いのままのIPSになれるように意識してスキルを向上させる。
(1)イメージトレーニングをする
(2)気持ちを高める音楽を聴く
(3)試合前の儀式を作る
(4)積極的な言葉で自分に話しかける
(5)実力を引き出すためのポーズをつくる
(6)「戦いの前に訪れる部屋」を心の中に作り、試合の前に訪れる。その部屋には自分を楽しくポジティブにしてくれるものをおく。
甘えは禁物
これはクライアントに手をさしのべるプログラムではない。
たとえば一キロ4分のペースで走り続けなければならないとき、苦しいからといって、ペースを下げることは、もっとペースが落ちていくことを意味する。
自らストレスに身をさらして毎日トレーニングしてこそ一キロ4分を維持できるようになるのだ。
IPSの獲得には、EQがものをいう
EQが高い人の特徴は以下の通り。
(1)自分の感情を知る。
(2)感情をコントロールできる。コントロールできないと人生のさまざまな出来事からの立ち直りが難しくなる。
(3)自分の感情を動機づける。困難な仕事や大きな目標を達成できる。
(4)他人の感情を理解する。共感できる。
(5)人間関係をうまく受け止めて処理できる。その核は他人とうまくやる能力、他人への影響力、リーダーシップである。