Home/ TOP/ 人生を快適にするヒント/ 世の中の名言集/

アメリカはカップル・ソサイアティ

会社を起こしたアメリカのK嬢が離婚の理由として「彼が私の成長についてこれなくなったから」と言い放ったのは、いかにもアメリカらしい。

結婚は愛し続けるという神への誓いだから、愛情が無いのに夫婦でいることは神への冒涜なのだ。

だからアメリカの家庭には家庭内離婚は存在しない。

かくしてアメリカの夫婦のふた組にひと組は離婚する。その後再婚も再婚するが、また離婚したりする。何度も再婚すると「アンコールウエディング」と呼び、前向きである。

うまくいかない結婚なら別れた方がよいという考えがすっかり浸透している。

その点、日本の夫婦はいい加減である。日本はまずカタチから入る。そのカタチさえ守られていたら夫婦は愛が無くても別行動でも、なにをしてもいい。お互いに干渉しないことが夫婦の基本などということにもなる。接点がこどもだけになることも多く、こどもが巣立つと夫婦間系はもろくなる。日本の夫婦は、ふだんからお互いにぶつかりあうことが無いので、なにかあると崩れやすい。

その点、アメリカはいいのかというと、アメリカはどんなときでも夫婦で参加というのが多く、これがなかなかしんどいときもある。夫婦はいつも共に行動するべきだと信じているようだ。アメリカはカップル社会なのだ。ビジネスでも、出張先での会議には夫婦の旅費が出るし、夜のパーティでは婦人が夫の有能さアピールして売り込む役割を果たす。ふだんから勉強をしていないと誰かにとって代わられることもあり得る。

アメリカの夫婦は、つねに努力してないといけないのだ。ダイエットもその一部だ。お互いに相手に要求することが多いのだ。

多賀幹子「アメリカはカップル・ソサイアティ」より要約


トップに戻る地震警戒情報

■BACK NUMBER■2010 01-05/06/07/08/09/10/11/12■200901/02/03/04/05/06/07/08/09/10/11/122008以前