フォレスター 世界5大陸 10万キロ 完全走破
世界中の舗装から悪路まで走破する企画が始まっています。
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2012年11月のスタート以来、オーストラリア大陸、ユーラシア大陸を順調に駆け抜けたフォレスター。6月10日には、第3ステージ・アフリカ大陸をつ いに走破。総走行距離は6万qに迫り、フォレスターの究極の実証もいよいよ後半戦に差し掛かった。地平線の彼方まで続くサバンナ、壮大な砂漠、荒涼な岩場 のヒルクライムなど、クルーの想像をも上回る過酷な環境が続いたアフリカキャラバンでも、フォレスターは本物のSUVであることを証明する挑戦を続けた。
細かい粒子の砂がタイヤのグリップを奪う、灼熱のナミブ砂漠での実証。路面のうねりの高低差のため右後輪が宙に浮き、一瞬、フォレスターがスタックする事態となった。「残された手だては『X-MODE』のみ。
スイッチをONにし、ゆっくりとアクセルを踏み込んでいくとジワリ、ジワリと前進。微速状態を維持しながら20mほど走ってピンチを脱出。本格的な4WDでも手を焼く路面で、まさに『助けられた』という思いでした。」(クルー談)
フカフカに沈み込む砂漠の起伏路に足をとられて動けなくなったフォレスターが、固有の機能「X-MODE」を使って窮地を脱出したことは前回のレポートで 報告したとおりだが、なぜフルタイム4WDなのに動けなくなるのか?と思われる方もいるだろう。一般的なフルタイム4WD方式は、駆動システムやセンター /前後のデファレンシャル機構などにより、1輪もしくは2輪が空転すると接地輪に駆動力が伝わらなくなり、動けなくなってしまうのだ。フォレスターも例外 ではないのだが、フォレスターの場合はエンジン、ミッション、制動系を協調制御する独自の4輪駆動システムの特長を生かし、非常緊急時の駆動制御として X-MODEを開発・装備したことで、2輪が宙に浮くような場合でも接地輪に駆動力を伝えることができ(走行速度20km/h以下)、スタック状態からの 脱出を可能にしているのだ。 |