燃料パイプに磁石を貼付けてトルク向上という話があります。
原理
原理としては、おそらく、フレミングの左手の法則でしょう。
以下、推測。
なにもない状態ではガソリン粒子はランダムな方向に動きつつ全体としてガソリンの流れをつくっています。
ガソリンは帯電しています。
帯電したガソリンが磁界の中を移動すると、フレミングの左手の法則に従う力を受けて、その方向にガソリン粒子は力を受けて、全体として回転する流れとして進みます。
粒子がランダムに動くよりも、すべてが同じ方向に揃って動くことで、ガソリンの流れが高速になり、単位時間あたりの流入量が増えて、トルクが増えたように感じる。。というわけです。
しかし、単位時間あたりの流入量が増えますと、燃費は向上しないような気がします。
ところが実際、装着してみたら音が静かになるという効果もありました。音のエネルギーが推進力に変わったとすると燃費向上が期待できます。
実験工作
うそかほんとか。試してみよう。
用意するのは、マグネットを4枚。両面テープ、ビニルテープ(熱に強そうなもの)。
磁石はなんでもいいと思いますが、よくあるのがフェライトで、一番強力なのはネオジム磁石です。これの磁力は、通常のフェライト磁石の10倍以上、アルニコ磁石の6〜7倍です。
☆価格チェック【フェライト磁石】【ネオジウム磁石】
磁石については参考までに最後にまとめました。
取り付ける場所
矢印がガソリンの通るパイプ。
磁石は、入り口と出口の両方のパイプにつけてみることにします。
入り口側の磁石は鉄粉の除去のため、
出口側の磁石はガソリンの流れをスムースにするためです。
今回は金属のパイプの部分に取り付けます。
もしゴムのパイプの部分に取り付けるのであれば、ゴムはやわらかいので、磁石の引き合う力でパイプをつぶしてしまう可能性があります。スペーサーなどを装着して、つぶれを回避しないといけません。
仮取り付けの図
燃料パイプに磁石を近づけたら勝手にくっつきました。どうやらパイプは鉄のようです。
磁石は、お互いに引き合うように取り付けます。
これは、磁力線の方向を揃えてフレミングの法則を使うためです。詳細は後述の「原理」に書きました。
まあ自然にくっつく形でいいので作業もラクです。
完成図
だいたいの位置を決めたら両面テープとビニルテープで固定して完成です。
見た目は言わないように。。。( ̄∇ ̄;
効果
肝心の効果のほうは。。。
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2012年4月14日
装着から3日
フラシボー効果でしょうか、、悪くはなってないです。
良くなるか悪くなるかのどちらかしかないとすれば、悪くなってないから良くなったのか??
感覚としては、アクセル開度のわりに前に行くかんじです。
ふだんよく使う2000から3000回転、4速、5速で走りやすいかんじがする。
特に4速で、ちょっと踏んだときのスピードの乗りがいいかんじがする。
これもフラシボーか??
それと音が静かになった。
エンジンオイルは交換してから5000キロ近いので、そろそろ音がうるさくなる時期なんだけど、なぜかマグネット装着してからは、なんとなくうるさくない。
気のせいだろうか。
う〜ん、数値として出てこないので断言できないのですけど、
やってみる価値はある
と思います。
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2012.4.21
燃費計測
マグネットチューンをしてから通勤のみで200キロ近く走行しました。
本日、ガソリンを入れて燃費計算したみたら、な〜んと11.6km/Lを達成しました。
最近の通勤時の燃費は9.9から10.5でしたから、1km/L近く向上してます。
磁石
フェライト磁石
安価でそれほど強力な磁力が求められないあらゆる用途で使用されている。通常のモーター用の磁石として最も一般的であり、特殊なものとしては、フェライトの粉をゴムやプラスチックに混ぜて固めた柔軟性のあるボンド磁石では、容易に切断することが可能なのが特徴。複写機やレーザープリンターにはボンド磁石製のトナードラムが使われている。粉末をテープに吸着させて磁気テープとして記憶媒体に使用されたが、ハードディスクドライブ (HDD) の記録面での利用が増えている。スピーカーに使用される磁石は大部分がフェライト磁石である。
ピップエレキバン(ピップエレキバンEXは除く)で使用されている磁石もフェライト磁石である。
保磁力が高く減磁しにくい。
低温で減磁しやすい。
電気抵抗が大きく渦電流損が低く、高周波まで適用できる。
硬度は比較的に高いが割れやすい。
磁器なので薬品に強く、錆びない。
焼く前は粉末のため自由な形にできる。
キュリー点(磁石でなくなる温度)は約460°C
★価格チェック【フェライト磁石】
ネオジム磁石(ネオジウム磁石)
ネオジム、鉄、ホウ素を主成分とする希土類磁石(レアアース磁石)の一つ。永久磁石のうちでは最も強力とされている。
非常に磁力が強く、ハードディスクドライブやCDプレーヤー、携帯電話などの小型の製品から、果ては電車・ハイブリッドカー・エレベーター駆動用の永久磁石同期電動機の界磁にまで使用される。例えば、ハードディスクドライブでは、ヘッドと呼ばれる読み書きする装置を移動させるためのアクチュエータに用いられる。また、より固いダンパーを採用可能であることから、締まった低音が出るとされ、近年のヘッドフォンのドライバーの多くに用いられている。
数cmの大きさでも10kgw以上の吸着力があるため、扱う際には指を挟まないよう手袋をするなどの必要がある。
機械的に壊れやすいほか、磁力の温度変化が大きい。
キュリー温度は約310度。
☆価格チェック【ネオジウム磁石】 |