■スバル・国際ラリーに復帰2010年からIRCで
スバルテクニカインターナショナルは5日、2010年シーズンのIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)に『インプレッサWRX STI』で参戦すると発表した。
2007年に開始されたIRCは、国際格式のラリーイベントで、世界4大陸を舞台に開催。1月19日、モナコで開幕するモンテカルロラリーが有名だ。年間全12戦を行い、グループN車両やスーパー2000(S2000)車両で争われる。
スバルは2008年シーズンをもって、WRC(世界ラリー選手権)から撤退。マシン開発費用などが経営への負担となり、約20年間に渡るWRC活動に終止符を打つという苦渋の決断をした。しかし、その後もアジア - パシフィックラリー選手権やアメリカラリー選手権など、地域型のラリーイベントには出走してきた。
今回、スバルは2010年シーズンのIRCへの参加登録を済ませたと発表。IRCは車両の改造範囲が厳しく制限されており、世界最高峰のラリー競技、 WRCほど参戦費用がかからない。スバルがエントリーを決めた大きな理由と思われる。マシンはインプレッサWRX STIのグループN仕様となるもようで、ドライバーは現時点では発表されていない。
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2010年のIRCには、スバルを含む全8メーカーが参加。ホンダ、三菱、フォルクスワーゲン、プジョー、シュコダ、フィアット、プロトンがエントリーリストに名前を連ねている。
2008年のスバルWRC撤退は、大きな衝撃を与えた。当時の森郁夫社長の涙の会見から1年。スバルファンにとって、今回のIRC復帰は待望の出来事といえそうだ。
http://response.jp/article/2009/12/08/133505.html |