■診断
Q1・・・Aを選ぶ人は利益を確実に手に入れる傾向。Bは利益を伸ばす可能性がある人。
Q2・・・Aを選ぶ人はロスカット(損失の最小化)ができる人。Bは含み損の株を売らないでずるずると持ち続ける傾向がある
Q3・・・「損をした事実を認めたくない」強さのテスト。Aの人は、持ち株が下がっても手放せない傾向がある。
Q4・・・「持っていることで愛着がわく所有効果」のテスト。Bの人はこの傾向が強く、売り時の株をなかなか売れない可能性有り。
Q5・・・「もったいないマインド」のテスト。Aの人はこれまでのコストや労力を惜しむあまり今後回収の見込みのない株からなかなか手を引けず損を膨らましてしまう傾向がある。
Q6・・・「金儲けに対する深層心理」のテスト。Bの人は、心のどこかで「濡れ手に粟はよくない」と考えている傾向があり、ここ一番で大もうけできるタイミングを逃すことがある。株は儲ける為にやっているということを深層心理で否定しているのかも。
Q7・・・「数字へのこだわりや、ゲンかつぎ」をみる質問。Aで否定する人は合理的に見えるが人間はゲンかつぎが好きな生き物。株の世界でも数字の心理的なこだわりで急上昇する場合がある。株も心理で動く。
Q8・・・「社交性」の質問。です、Aの人は多くの人の意見を聞きすぎる傾向があります。アメリカの経済学者の調査では「情報が多すぎる投資家ほど成績が悪い」との結果がでています。
Q9・・・「好みを大事にするかどうか」のテスト。Aの人は自分の好みを大事にしますが、株の世界では好みは関係ありません。他人の予想を予想することで株価は動きます。
Q10、Q11・・・「よけいな情報にまどわされるかどうか」のテスト。Q10で、Aの人は、貯金を大事にしている人ですが、そもそもお金に貴賤はありません。クルマのローンの金利を考えれば、Bのほうが金利の支払いを少なくできます。雑念にまどわされない計算力が必要です。Q11は、冷静に計算すればAが期待値が大きい。
Q12、Q13・・・数字のマジックの問題。Q12の所得調査では、一部の高額所得者がいることで平均値は跳ね上がる。Aの人は、統計についての知識も必要になる。Q13では、じっくり考えるとセールスマンの数が圧倒的に多いことがわかる。Bを選んだ人は情報にまどわされないようにする必要がありそう。
Q14・・・「自分が認めたくないことを認めない傾向」をみるテスト。Aの人はその傾向が強く、自分にとって都合のよい情報のみ集めやすい。持ち株が下がっても都合の良い情報を集めて損切りしにくい傾向あり。
Q15・・・「わからないことへの嫌悪感」のテスト。ほとんどの人はAを選ぶが、Bの箱の中身はすべて赤の可能性もある。
出展
・エンスパ
2007.1.8号 |