◆セッティングとチューニングの違い
・セッティングはパーツの組み合わせのこと。
例1: アスファルト用のセッティングでは、タイヤはサーキット用、バネは固めのもの、大型エアロを装備する。
例2: 荒れたダート用のセッティングでは、タイヤはダートタイヤ、バネは柔らかいもの、エアロは路面に接触しない程度の小型のものを装着する。
・チューニングは、パーツごとの調整のこと。
例1: リヤのエアロは、最高速をねらうときは効きを弱める。コーナーでアンダーステアにしたいときは効きを強める。
・グランツーリスモ3でのセッティングの画面での日本語表現のまちがい
このゲームのセッティングの画面で、
ダンパー伸び側は「縮み側の2倍にすることができる」と説明されている。
これを信じて、たとえば、縮み側のレベルを5、伸び側をレベル10にするとコーナーの出口でグリップしなくなり、大オーバーステアになり、ぜんぜん曲がらない車になってしまう。
だいたいレベルという意味がよくわからない。
レベルが大きい程どうだというのだ? 固さなのか柔らかさなのか。
それによってセッティングはぜんぜん逆になるのだ。
このあいまいな表現によりセッティングがめちゃくちゃになっているひとも多いと思われる。
正解は、「ダンパー(縮み側)のレベルの1/2にすることができる」である。
たとえばダンパー(縮み側)が10のとき、ダンパー(伸び側)は、5でもOKということだ。
たしかにこのセッティングにすると、コーナーの立ち上がりもグリップしてタイムアップする。
ゲームソフトでは、日本語のまちがいとか、英語の使い方のまちがいとかいろいろある。
マニュアルがすべて正しいとは限らないので注意しよう。 |