クリプトンの崩壊
クリプトン-85(85Kr)
半減期 10.76年
崩壊方式 ベータ線を放出して、ルビジウム-85(85 Rb)となる。
放出されるベータ線は水中で3mmまで届く。被曝は皮膚表面の外部被曝に限られる。吸入による体内の被曝線量は、体外の空気中にあるものによる線量より低い。近年の大気内濃度である1m3あたり1ベクレルの場所に1年間居た時の皮膚に対する線量はほぼ0.0004ミリシーベルトになる
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セキノンの崩壊
☆131mXe は、半減期約2日で 131I のベータ崩壊により生成され、ベータ線を放出し 131Xe になる。
☆133Xe は、半減期約5.2日でベータ崩壊し安定同位体の 133Cs になる。
ヨウ素の崩壊
☆ヨウ素129
半減期 1,570万年
崩壊方式 ベータ線を放出して、キセノン-129(129Xe)となる。低エネルギーのガンマ線が放出される。
ヨウ素129は、過去に行われた大気中核実験などにより環境中に存在しているものがありますので、飲食物を通じて人間が摂取し、それらから放出される放射線によってわずかな量ですが被ばくをしています。
再処理工場では燃料棒が切断されるので処理設備内に出てきます。フィルターなどで大部分は取り除いていますがそれでも取り切れないものは気体廃棄物、液体廃棄物として環境中に放出されています。
☆ヨウ素131
半減期 8.04日
崩壊方式 ベータ線を放出して、キセノン-131(131Xe)となる。
☆ヨウ素133
半減期 21時間
セシウムの崩壊
核分裂の際にはセシウム135、137が、また原子炉内の反応によってセシウム134が生成されます。その中でもセシウム137は比較的量が多く発生し且つ寿命(半減期)が約30年と長いことから特に代表的なものとして挙げられます。セシウム137は以下のような変化を起こして、最終的に安定な元素であるバリウム137へと変化します。
セシウムの化学的な性質は、動植物の細胞の中の液(細胞内液)に多く含まれているカリウムと似ています。
従ってセシウムを人間が摂取した場合にはカリウムと同じように体内で動き、分布することになります。
過去に大気中核実験などにより環境中に放出されたセシウム137が現在でも存在していますので、飲料水や農畜産物などを通して人間が摂取し、それらから放出される放射線によりわずかな量ですが被ばくしています。
セシウムは非常に軟らかく(全ての元素の中で最小のモース硬度を持つ)、延性に富む銀白色の金属である。少しでも酸素が存在すると金色を帯びてくる。融点は28.4 °Cで、常温付近で液体である五つの元素のうちの一つである。水銀はセシウムより融点が低い唯一の金属である。加えて、金属としてはかなり低い沸点641 °Cを持ち、これは水銀を除けば全ての金属の中で最も低い値である。
金属セシウムは非常に反応性に富み、自然発火しやすい。また、低温でも水と爆発的に反応し、他のアルカリ金属よりも反応性が高い[5]。氷とは−116 °Cでも反応する。
セレンの崩壊
半減期
S7288.4日、S75=119日、S79=30万年、S82=10の20乗年。
ルビジウムの崩壊
同位体は24種類、Rb87=40億年、Rb82=1.2分など。
ストロンチウムの崩壊
ストロンチウム89、90、91は放射性同位体です。
その中でもストロンチウム90は寿命(半減期)が約29年と長いことからストロンチウムの放射性同位体の代表的なものです。
ストロンチウムの化学的な性質は、人間の骨や歯に多く含まれているカルシウムと似ています。従ってストロンチウムを人間が摂取した場合にはカルシウムと同じように体内で動き、分布することになります。 |