ガルシニア

●ガルシニアとは

南アジア原産のオトギリソウ科の柑橘類ガルシニア・カンボジアの果実に含まれるヒドロキシクエン酸。

ガルシニア・カンボジアはオレンジほどの大きさで、黄または赤い色をしています。酸味のある果実で、何百年もの間、カレーの材料として使われ てきました。

●ヒドロキシクエン酸(HCA)の働き

資料1

摂取しすぎた糖質は普通、脂肪として体内に蓄積されるが、HCAを取ると、ATPクエン酸リアーゼという酵素の働きを阻害するため、脂肪にはならずに、活動のエネルギー源であるグリコーゲンに変わる。グリコーゲンはたくさん蓄積すると脳に伝わって食欲を抑え、満腹感が持続する。その結果、肥満が防げる。
出典(http://www.tokyo-gas.co.jp/shoku110/067.html)

資料2

ガルシニアの果皮にはヒドロキシクエン酸(HCA)が豊富に含まれています。HCAは体内でクエン酸リアーゼの働きを抑えるといわれており(図参照)、脂肪酸の合成する経路のひとつを抑えることにより肥満を防止できると販売メーカーは謳っています。
またブドウ糖の処理能力が遅くなるため空腹感を抑える作用も期待できるようです。ガルシニアの果皮から抽出したHCAを素材として、錠剤、ドリンク剤等に加工され、ダイエット補助食品として販売されています。

出典http://square.umin.ac.jp/~jin/health/garusinia.html

資料3

1.脂肪の合成をブロック
食事でとった余分な糖質(炭水化物)が、肝臓で脂肪の合成に使われるのをブロックする。
2.食欲を抑制する
HCAをとると、空腹を感じにくくなる。
3. エネルギー利用効率アップ
HCAは、体内のエネルギーの生産・利用を高める。
4. リバウンドしにくい
HCAには、摂取を止めても急激なリバウンド(再肥満)を起こさないという働きがあるらしい。
出典 http://www3.tky.3web.ne.jp/~aiaihide/reptack.htm

●副作用

http://www.kenko.com/product/item/itm_8310071072.html

の資料によると以下のようである。

ガルシニアには副作用がありますか? (2002/03/08)
報道で、ガルシニアをラットに食べさせる実験をしたところ、副作用がでたとい
うことを知りました。ガルシニアを毎日摂っても大丈夫ですか?

 中山 -- ケンコーコム薬剤師
報道されたガルシニアの実験について詳しくご説明します。
ラットにえさの5%をガルシニアにして1年間与え続けたところ、オスの生殖細胞に
異常が見られたそうです。これは、体重1kgに対して2,460mgのガルシニアを与え
続けた計算になります。つまり、成人の体重60kgに換算すると147,600mg(147g)
ということです。
Sup.ガルシニア+ギムネマの1日の目安量8粒に含まれるガルシニアエキスの量は
1,150mgですから、いかに途方もない量かということがわかります。
また、ラットの実験でえさの1%をガルシニアにして与えたものに関しては、問題
ありませんでした。これは、体重1kgに対して462mgのガルシニアを与えた計算に
なります。体重60kgに換算すると、27,720mgになります。これもSup.ガルシニア+
ギムネマの1日の目安量と比べるとかなり高い数字です。
結論としては、目安量を参考に、常識の範囲内でお召し上がりいただくかぎり
は、大丈夫です。

つまり、通常の100倍ぐらいを一年間食べ続けたら異常があるが、10倍ぐらいでは異常がないということである。

●見解

ガルシニアは、脂肪を作ることに対してブレーキをかけるような作用があるようである。

したがって、これから太ることに対しての予防はできそうであるが、すでに太っている人には効果はないだろう。

しかしながら、すでに太っている人でもガルシニアを食べることで体重が減ったという報告がなされているらしいが、これは不可解である。ガルシニア以外の要因が減量に作用したと思われる。

【参考リンク】ガルシニアの本