■うたた寝で疲労が回復する
HHV6というウイルスで疲労度がわかる
HHV6は身体か疲れると唾液に集まるという。それはHHV6が弱った人間から逃げ出そうとするから。
なにから逃げるかというとFFという物質。これが疲労物質。
究極の疲労回復は睡眠がよいとのこと。
お風呂は7%FFを増加させる。温度は38℃も42℃も同じ。
軽い運動も効果はほとんどない。
睡眠が一番よい。
ただし風呂の後よく眠れるというのであれば温泉もよい。
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イミダゾール・ジ・ペプチドが疲労回復によい。
これは鳥の胸肉にたくさん含まれる。
一日50gで差がでる。熱にも安定しているので焼いてもよい。
クエン酸は効率的にエネルギーを作る。
2,3年後にはHHV6の測定ができるようになるという。
寝る子は育つ。。これは正しかった。
疲れたら寝る。。単純ですけどこれでいいんですね。 |
もの忘れの決め手「ACC」
先ほどの「文章の一部の単語を覚える」テストをたくさんの人に受けてもらい、その時の脳の活動を調べてみました。
すると成績が良かった人と悪かった人では、脳の「ある部分」の活動に大きな違いがあることがわかったんです!
その「部分」は、ACC(前部帯状回)と呼ばれています。脳の前方の内側にある部分です。
最近の研究で、この「ACC」は何かを覚えるときに「どれが大事な情報か」を選択し、それを後で思い出しやすいようにしておく働きがあることが分かってきました。
この働きが落ちてしまうと、肝心な情報が思い出せないというもの忘れが増えてしまいます。
例えば「買い物に行ったのに、肝心の“何を買いに来たか”思い出せない!」というようなケースが増えてしまうのです。
「アイロンをかけている最中に電話がかかってきて、
アイロンのことをすっかり忘れてしまった」
こんな「すっかり抜け落ちてしまう」タイプのもの忘れ、いったいどうして起きてしまうのでしょうか?
実は、ここにもACCの働きが関係していると考えられています。
先ほどACCは「大事な情報を選ぶ」役割があるとご紹介しましたが、「アイロンの最中に電話がかかって来た」という場合にも、ACCは「いま、何が大切か」を考え、脳の注意が一方の行動だけに向いてしまわないようにする役割があると考えられています。
もしACCの働きが落ちてしまうと、「電話のみに注意を奪われ、アイロンのことをすっかり忘れてしまった」というタイプのもの忘れが起きやすくなってしまうのです。 |
ACCを鍛えるにはイメージすること
2007年、アメリカで日本人の研究者がACCに関する研究を発表しました。「あること」を心がけるだけで、ACCを活性化する効果が期待できるというのです。
その「あること」とは、実は「イメージ」。
何かを覚えるときに、「言葉」だけで覚えるのではなく、映像を「イメージ」しながら覚えると、ACCの働きが活発になるのです。
日常生活においては、下記のような工夫をすることでACCが働きやすくなる効果が期待できます。
★ 買い物に行く前に
「ニンジンを買おう」と言葉で考えるのではなく、行きつけのスーパーの野菜売り場でニンジンを手に取っている自分の姿をイメージする
★ 朝起きたら
一日の予定をメモにまとめ、それを実際にしている自分の姿をイメージする
もの忘れに悩んでいる2人の方に、こうした「イメージする」習慣を心がけてもらったところ、日々のもの忘れが格段に減る効果がみられました。 |