福島原発の事故による放射能の拡散による汚染地図を参考にすると
250kmの範囲でも0.5μSv/hを観測している。
この数値は、米国の安全基準値、0.1μSv/h、の5倍である。
一般に0.1μSv/hを一年以上浴び続けると人体になんらかの影響がでる。
10μSv/hでは発がんリスクが発生する。
以下の地図では、50km, 100km, 200kmを半径に円を描いている。
50km以内は、8μSv/h以上、100kmでは1μSv/h以上、200kmでは0.5μSv/h以上である。
1μSv/h以上のリスクが及ぶのは、水俣、出水、阿久根、薩摩川内、日置、伊佐、鹿児島市、桜島、垂水、南さつま、南九州、枕崎、など。
これは最初の一年だけの話であって、2年、3年と続けば、2倍、3倍のリスクになる。
仮に、8μSv/hの地域で6年住むと累積が500ミリSvとなり血液のリンパ球が死滅を開始する。
もちろん風が吹けばさらに遠くまで拡散する。
中国の黄砂が日本まで毎年届いていることを考えれば偏西風に乗って四国、中国地方、近畿などにも影響が及ぶ。
さらに高高度になれば世界中に拡散する。
原子力発電は愚かというしかない。
まずは以下の問いに答えてみよう。
自分の家の庭に原子力発電所を作るか?
自分の家の庭に使用済み核燃料を保存するか?
事故が起きたときにまっさきに駆けつけて自ら事故を収拾できるか?
それが自分のこととして考えてみる第一歩と思う。
参考資料【福島原発のセシウムによる土壌汚染、空間線量率、地図】
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