地球内部の温度、プラズマ、電子
ビッグバンから38万年までは、電子と原子核がプラズマ状態で自由に電子と核(陽子と中性子)が動いていた。
このとき光は電子に拡散されるので直進できない。
その後、5000K付近まで温度が下がると、陽子が電子を引き寄せて、自由電子が減って行く。これで光が直進できるようになる。
これを宇宙の晴れ上がりという。(日本だけの表現)
3000Kで、ほとんどの自由電子はなくなる。
参考
http://astro-dic.jp/clear-up-of-the-universe/
・プラズマとは、気体を構成する分子が電離し陽イオンと電子に分かれて運動している状態
電離層、太陽風、星間ガスなどがプラズマ状態であり、宇宙の質量の99%以上はプラズマ状態である。
地球
地球上では、雷や電離層などが代表的であり、地球電磁気学や超高層大気物理学によって研究される。我々の生活に必要不可欠な火もプラズマの一種である。地下水脈において、水が勢いよく岩盤に衝突することでプラズマが発生するとも言われる。
火
火は燃料の酸化によって高温となり、燃料が電離してプラズマ状態となる。
火の中にアルカリ金属などを入れると、プラズマ状態のアルカリ金属が炎色反応により元素特有のスペクトルを放射する。ただし、有機物を燃焼させた際の炎の色は原子スペクトルではなく、主に炭素の黒体放射に由来する。
雷
雷は帯電した雲と大地の間で生じる火花放電である。
火花放電では、高電圧により加速された電子によって大気が電離しプラズマ状態となる。また、イオンが大地に衝突したときに2次電子がプラズマ内に供給される。
電離層
太陽からの紫外線により、地上から100km付近の大気が電離しプラズマ状態となったものである。電離層は中性大気とプラズマが混在する弱電離プラズマである。電子密度分布は、紫外線による電子生成率と、電子とイオンの再結合などの電子減少率との釣り合いから求まる[8]。
オーロラ
オーロラは太陽風から供給された電子線が地磁気に沿って降下し、電子線によって励起された大気中の酸素や窒素が発光する現象である。
Wikipediaより
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