オタネニンジン、ジンセン、Ginseng、高麗人参
ジンセノサイドの薬理作用
高麗紅参は炭水化物、各種ペプチド、アミノ酸類、核酸類、各種ビタミン、各種ミネラルなどを含んでいますが、最大の特徴 は、ジンセノサイドという高麗人参特有のサポニン群を約40種類含有していることです。
ジンセノサイド(Ginsenoside)とは、ginseng(高麗人参)と glycoside(配糖体)の合成語で、高麗人参に含まれる配糖体を意味します。
一般にサポニンは多量に服用すると毒性を示す性質を持っていますが、高麗人参に含まれるサポニン(ジンセノサイド)には毒性がないのが特徴で、これは多量に長期間服用しても習慣性がなく、副作用もないということです。
分類 |
ジンセノサイド名 |
薬理作用 |
ジオール系 |
ジンセノサイドRb1 |
中枢神経抑制作用、催眠作用、鎮痛作用、精神安静作用、解熱作用、血清蛋白質合成促進作用、中性作用脂肪分解抑制及び合成促進(インシュリン類似)作用、コレステロール生合成促進作用、プラスミン活性化作用、RNA合成促進作用、副腎皮質ホルモン分泌促進作用 |
ジンセノサイドRc |
中枢神経抑制作用、RNA合成促進作用、血清蛋白質合成促進作用、プラスミン活性化作用、副腎皮質刺激ホルモン分泌作用 |
ジンセノサイドRb2 |
中枢神経抑制作用、DNA・RNA合成促進作用、プラスミン活性化作用、副腎皮質刺激ホルモン分泌促進作用、抗糖尿作用 |
ジンセノサイドRb3 |
神経細胞保護作用、心臓機能障害改善作用 |
ジンセノサイドRd |
副腎皮質ホルモン分泌促進作用 |
20(S)ジンセノサイド
Rg3 |
抗細胞転移抑制作用 |
ジンセノサイドRk1 |
抗癌、抗糖尿、認知機能改善(アルツハイマー病、痴呆、ADHD)…
脂肪代謝促進作用、脂質過酸化抑制作用、中性脂肪減少作用、糖尿合併改善効果、抗血栓効果、腎臓癌、結腸癌、前立腺癌細胞に対する細胞毒性効果 |
ジンセノサイドRg5 |
ジンセノサイドRh2 |
抗細胞増殖抑制作用、抗腫瘍作用 |
CK |
肝臓機能保護作用、抗炎症作用、糖尿病抑制作用、抗アレルギー作用、腫瘍増殖抑制作用 |
PPD |
記憶障害回復作用、神経回路網再構築作用、抗癌活性作用 |
トリオール系 |
ジンセノサイドRe |
中枢神経興奮作用、DNA・RNA合成促進作用、プラスミン活性化作用、副腎皮質刺激ホルモン分泌促進作用 |
ジンセノサイドRg1 |
中枢神経興奮作用、抗疲労作用、疲労回復作用、記憶学習機能改善作用、DNA・RNA合成促進作用、プラスミン活性化作用 |
ジンセノサイドRf |
脳神経細胞と関連した鎮痛作用 |
20(S)ジンセノサイド
Rg2 |
血小板凝集抑制作用、プラスミン活性化作用 |
ジンセノサイドRh1 |
抗癌活性作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用 |
ジンセノサイドRk3 |
抗癌、抗糖尿、認知機能改善(アルツハイマー病、痴呆、ADHD)…
脂肪代謝促進作用、脂質過酸化抑制作用、中性脂肪減少作用、糖尿合併改善効果、抗血栓効果、腎臓癌、結腸癌、前立腺癌細胞に対する細胞毒性効果 |
ジンセノサイドRh4 |
ジンセノサイドRf1 |
PPT |
ストレス緩和作用、抗癌活性作用、抗炎症作用 |
オレアノール系 |
Ro |
抗炎症作用、解毒作用、抗トロンビン作用、血小板抑制作用、抗肝炎作用、大食細胞活性作用 |
高麗紅参の働き
(1)副腎皮質ホルモンの分泌を促進させ、ストレスを緩和
副腎皮質ホルモンの分泌が少なくなると、疲れがひどくなってきます。高麗紅参は脳下垂体に働きかけ、副腎皮質刺激ホルモンを介して副腎皮質ホルモンの分泌を促進させますが、過剰分泌には抑制作用を有します。この作用により、ストレスホルモンの分泌をコントロールしてストレスを緩和させます。
(2)胃腸を元気にさせ、食欲を増進させる
消費した分のエネルギーを新たに補給するには、栄養分を吸収する胃腸を元気にしておくことが重要です。高麗紅参は、自律神経のバランスを調整することで胃液の分泌を正常化させ、また便秘の解消作用等により胃腸の元気を回復させて食欲を増進させます。
(3)肝臓や腎臓の機能を強化する
身体は常に老廃物を捨て、新たに栄養を行き渡らせるためには肝臓や腎臓の機能が正常に働くことが極めて重要です。高麗紅参には、これらの機能を改善する働きがあります。
(4)造血作用や血液粘度低下作用がある
高麗紅参には、赤血球を増やす作用や血液粘度を低下させる作用があり、新鮮な酸素や栄養を身体の隅々まで運ぶことができることから、疲労が早く回復します。
出展
http://www.kouraininjin.net/materials/
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