チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)
チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)は、マツブサ科の植物の一種。学名Schisandra chinensis。
北海道、本州北部、中国、朝鮮半島、アムール川流域、樺太に分布する落葉性つる植物。
雌雄異株で6-7月頃に淡黄白色の花を咲かせる。
生薬
果実は赤く熟する。この果実は五味子(ゴミシ、朝鮮語:オミジャ、満州語:misu h?siha)という日本薬局方に収録された生薬であり、鎮咳去痰作用、強壮作用などがあるとされる。「五味子」の名は、甘味、酸味、辛み、苦味、鹹(塩味)を持つことから名付けられ、植物そのものの名前ともなった。
五味子は小青竜湯、清肺湯、人参養栄湯などの漢方方剤に配合される。また、五味子茶や五味子酒としても利用される。
健康増進のため、チョウセンゴミシのつるを風呂に入れ、入浴する伝統の民間療法が、長野県阿智村や喬木村周辺にある[1]。
wikipediaより
効能
水に溶け出す成分
五味子や呉茱萸, こういう果実類の酸性生薬があります。これは皆, 同様の傾向を示すということが, 滝さんのその後の研究でわかりました。
滝さんは, いろいろペアで二味の薬草で, 二味を組み合わせて, 鳥頭と甘草, 烏頭と人参, 鳥頭と山茱萸, 鳥頭と五味子とやっていくと,
酸性の生薬というものは, こういうメサコニチン, ヒバコニチン, アコニチン類が, 水の中に非常に溶けだしてくる。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed1982/50/4/50_4_533/_pdf
■アコニチン
アコニチン (英: aconitine) は、トリカブト(Aconitum)に含まれる毒成分。猛毒で毒薬(アコニチンを含む生薬は劇薬)扱い。
アコニットアルカロイドの一種で[1]、TTX感受性ナトリウムイオンチャネルの活性化による脱分極を引き起こし、嘔吐・痙攣・呼吸困難・心臓発作を引き起こす[2]。不整脈状態を引き起こす試薬としても用いられる。以前は解熱剤や鎮痛剤として使用されていた。治療可能域の狭さのため適切な用量を計算するのは困難であるが、現在も生薬の成分として限定的に使用される[3]。
トリカブトに含まれるアルカロイドとして古くから知られていたが、1831年にヨウシュトリカブトAconitum napellusから単離され[4]、平面構造は1950年代に[5]、絶対立体配置は1972年に決定された[6][7]。
クロロホルムやベンゼンに溶けやすく、水、石油エーテルには溶けにくい[1]。大型の結晶を作りやすい。古来、アイヌなどにより狩猟用の毒矢の毒として使われてきた[1]。適量を使用すれば漢方薬となり、強心剤として使われる。
wikiより
■メサコニチン
トリカブト
比較的有名な有毒植物。主な毒成分はジテルペン系アルカロイドのアコニチンで、他にメサコニチン、アコニン、ヒバコニチン、低毒性成分のアチシンの他ソンゴリンなどを全草(特に根)に含む。
採集時期および地域によって毒の強さが異なるが、毒性の強弱に関わらず野草を食用することは非常に危険である。
■ヒバコニチン
【トリカブト(鳥兜)】より
…トリカブト亜属subgen.Aconitum,レイジンソウ亜属subgen.Lycoctonum,ギムナコニツム亜属subgen.Gymnaconitumの3亜属に分類される。 主として根に,アコニチンaconitine,メサコニチンmesaconitine,ヒパコニチンhypaconitineなどのジテルペン系のアルカロイドを含み,植物界最強といわれる猛毒があるが,なかにはサンヨウブシのように無毒なものもある。これらの毒成分は加水分解によって無毒化されるため,この毒によって殺された動物の肉を食べることができる。…
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