神奈備、かんなび 、神奈備の山、島根
神奈備(かむなび・かんなび・かみなび)とは、神道において、神霊(神や御霊)が宿る御霊代(みたましろ)・依り代(よりしろ)を擁した領域のこと。または、神代(かみしろ)として自然環境を神体(しんたい)とすること。万葉集においての表記は7つ(22首、23例)ある。
神が「鎮座する」または「隠れ住まう」山や森の神域や、神籬(ひもろぎ)・磐座(いわくら)となる森林や神木(しんぼく)や鎮守の森や神体山[1]を、また特徴的な岩(夫婦岩)や滝(那智滝)がある神域などをさす。神籬と磐座の総称でもある。依り代となる森林や岩などがない「神奈備野」もある。
神の住まう神域や、常世(とこよ)と現世(うつしよ)の端境、または、その常世と現世をわかつ結界や、禁足地なども意味する。
神社神道も本来は日本で自然発生的に生まれた原始宗教といわれ、自然崇拝や精霊崇拝を内包する古神道から派生して現在に至る。現在の神社には、主たる祭神の尊(みこと)とは別に、「自然」という神体が存在するのが常で、神体として注連縄が飾られた社とともに、境内の内外に神木や霊石や鎮守の森、湖沼や滝などの神体が存在する。古い神社では、拝殿や本殿もなく、自然の神奈備そのものを祭神として祀るところもある。
『出雲国風土記』には「カンナビ」の山が4か所記載される。
これらの山は、これから数年のうちに大ブームとなるだろう。
「カンナビ」の漢字表記はさまざま。
意宇郡の神名樋野
松江市の茶臼山に比定。
秋鹿郡の神名火山
通説では松江市の朝日山に比定される。
楯縫郡の神名樋山
出雲市の大船山に比定。
出雲郡の神名火山
出雲市の仏経山に比定。
wikiより
神奈備の山
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