カテキン、抗酸化物質
自家製緑茶系
茶葉をお湯に入れ、ごく普通に抽出した緑茶。「伊右衛門」の茶葉を使っている。
通常の湯のみ碗に淹れたお茶は80〜100ml程度であるため、本測定では80mlとしている(以下に示すグラフは500mgに換算した量を示す)。茶葉を湯に浸す時間の違いで、1分、3分、5分、10分と4つの場合分けをしてみた。
抽出時間が長ければ長いほどお茶の味は渋味を増すが、それと符号するようにカテキンの含有量が増えていることがわかる。カテキン含有量だけで見た場合、1日理想量を摂取するためには抽出時間1分のお茶だと23杯も飲まなければならないことになるが、これはさすがに非現実的だろう。抽出時間3分のお茶を7杯というのが味もよく分量的にも無理がないと思われる。
それと、ここには記載されていないが、淹れたお茶を放置して一定時間ごとにカテキンの含有量を測っていくと、最初はEC、Ecg、EGC、EGCg(各々カテキンの種類である)の4種類が圧倒的に多いのだが、時間の経過とともにC、Cg、GC、Gcgが次第に増えてくるのである。おそらくEC、Ecg、EGC、EGCgが化学変化を起こしていると思われるが、興味深いことにPETボトルで売られている製品の緑茶には一切そのような経時変化は見られない。メーカー製品の品質安定性を重視していることがよく分かる。
スタンダードPET緑茶
普段コンビニや自販機などで最もよく目にするのがこのタイプである。「スタンダード」と名づけただけに、カテキンの含有量もそこそこ標準的である。
1日理想量の摂取には平均4本前後となっているが、4本というと2Lである。あの大きな2Lのペットボトルを1日のうちに一人で飲む、となると、ちょっと抵抗があるだろう。
組成としてはEC、Ecg、EGC、EGCgとC、Cg、GC、Gcgが比較的バランスよく含まれているが、普通に淹れたお茶ではGCは少なく、スタンダードPET緑茶系ではGCが比較的多いのが特徴的である。だから何かが違うかというと、薬理作用的にはほとんど違いは無いので「ああ、そうですか」という程度の差であろう。
面白いのは比較的渋味が弱くまろやかな味である「伊右衛門」はカテキン含有量も比較的低く(194.3mg)、逆に僅かではあるがほかより若干渋味が強いといわれている「生茶」ではカテキンの含有量も比較的高い(246.7mg)傾向が見られたことである。
なお、内容成分表示を見ると必ず「ビタミンC」と書かれているが、これは飲む人の健康を考慮して…ということとはちょっと違う。ビタミンCの正体である「アスコルビン酸」は酸化をおさえる働きがあるので、安定剤として含まれているのである。
[各種お茶のカテキン含有量]
濃厚PET緑茶系
お茶を単なる清涼飲料としてではなく、何らかの健康増進効果を期待したい人とか、濃い味が好きだという人の好みに合わせた結果生まれたのが、この濃厚PET緑茶系の商品群である。
さすがに「濃厚」と命名しているだけあって、カテキンの含有量は他の商品とは比較にならないほど多く、効率的なカテキンの摂取が可能である。
「ヘルシア」は15本中最もカテキン含有量が多く、僅か1.6本(560ml)飲むだけでカテキンの1日理想量を摂取可能である。「お〜いお茶濃い味」も2.4本と少ないが、こちらは500mlボトルなので容量にすると1,200mlとやや多めに感じる。
もっとも、味についてはさすがにカテキンが多いだけあって、渋味も相当なものである。「ヘルシア」は口が曲がりそうなほど渋味が強く、人によっては苦手かもしれない。「お〜いお茶濃い味」は「ヘルシア」ほどではないにせよ、やはり結構渋味が強い。
非緑茶系
カテキンと言えばお茶のはずだが、科学の進歩は「お茶でないのにカテキン入り」という不思議な飲料を生み出した。緑茶とは似ても似つかぬため「非緑茶系」と命名したこれらの商品は、おそらくは「お茶はあまり好きじゃないけど、カテキンはちゃんと取っておきたい」という人のために作られたものであろう。
「ヘルシアウォーター」は「ヘルシア」に匹敵するほどの含有量であり、メーカーが標榜しているカテキン量が540mgであるのに対し、実測値は577mgにも達しており「看板に偽りなし」の姿勢がうかがえる。
甘味があるため、たくさん飲むと太るのでは?と心配する必要はない。いわゆるノンカロリー甘味料を使っているため、多くの摂取が肥満に結びつくことはないだろうが、この手の甘味料はお腹を下すことがあるので、お腹の弱い人は気をつけよう。
出典
http://www.oralstudio.net/stepup/column/col002_007.php
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タンニン
タンニンは特定の性質に対して冠せられる、化合物を分類するための名称である。
タンニンの定義に合致するような化学構造上の分類名がないため、より広い範囲にあたるポリフェノール化合物の一部として呼ばれることが増えている。
しかし化学の分野では1990年頃からこのような性質ではなく化学構造で分類した名称を優先することが多くなっており、このためタンニンという名称が用いられる機会は減っている。
タンニン (tannin) とは植物に由来し、タンパク質、アルカロイド、金属イオンと反応し強く結合して難溶性の塩を形成する水溶性化合物の総称であり、植物界に普遍的に存在している。
wikiより
ポリフェノール-->タンニン
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