まず実験
立って足先を外側に開き、かかとをつける。そして親指にできるだけ体重をのせる。その状態で骨盤の横に手を当てる。筋肉がしまっているとわかるはず。肛門もしまる。
つぎにかかとを外側に開き内股にする。すると骨盤の横幅が開いてお尻に力を入れても肛門がしまらなくなる。
このように内股になると骨盤が開いてしまう。
これと同様に、正座ですわると、骨盤をささえる筋肉が横に開いてしまい、肛門に力が入らなくなる。
あぐらをかくと、骨盤がしまり、肛門にも力がはいりやすい。
日本人のヒザの痛みの原因は正座や内股で歩くことによる骨盤の開きである。
そのままにしておくと、ヒザが伸びなくなる。また括約筋がゆるんでおならが止められなくなる。
日本人の女性に腰痛、ヒザ痛が多いのは正座と内股が原因。
骨盤の開きを防止するストレッチ
以下のストレッチは交互に両方行うこと。ひとつたけではだめ。
・まずあおむけに寝てひざをもち、ひざを前にのばす力を利用して体を起こす。
・このままシーソーのように20回ごろごろして、ほぐしす。
出典
「自力整体法」矢上裕