■サルディニア情報
SUBARUにとって感慨深いサルディニア島
WRCでは、名門ターマックイベントであったラリー・サンレモとして知名度が高かったが、サルディニアでのラリーは、ヨーロッパ選手権(ERC)として開催されていたコスタ・スメラルダ・ラリーのフォーマットを活かしWRCグラベルイベントとして生まれ変わった。このERCコスタ・スメラルダ・ラリーは、 1994年、ピエロ・リアッティが、SUBARUインプレッサのグループAマシンにとっての国際イベント初優勝をマークした。つまり、ここサルディニアはSUBARUにとっても記念すべき場所だ。 |
細かくスムースな砂が覆う高速ステージ
サルディニアのステージは、固く締まった地盤の上を、細かい砂のようなスムースグラベルが覆う。速度域は高いが、道幅が狭く曲がりくねったコースのため、ラインをキープしながら攻めていくためには、高度なテクニックと度胸が求められる。最終ショートSS以外は、全ステージをリピート走行する。先頭走行車は、細かい砂の掃き役となる不利を強いられることとなる。リピートステージでは路面がどんどんとラフコンディションになっていくため、それに適応する聡明さも求められる。 |