
【歴史・由来】
五色台の主峰、青峯山に佇ずむ、かつての巨刹。五つの山に金剛界曼荼羅の五智如来を感じた弘法大師は、密教修行の地とし青峯に「花蔵院」を建立され ました。後に大師の甥にあたる智証大師が訪れた際、山の鎮守である一之瀬明神に出会い、「この地にある毘沙門谷、蓮華谷、後夜谷に道場を作り、蓮華谷の木 で観音像を作りなさい」というお告げをうけました。智証大師は蓮華谷の木で千手観音像を彫造し、「千手院」を建て安置しました。この霊木の切り株から芳香 を放ち続けたことから「花蔵院」、「千手院」を総称して根香寺と名づけられたといわれます。根香寺は後白河天皇の帰依も厚く隆盛を極めました。後に、高松 藩主らにより再興され、この時に天台宗へ改宗されました。
寺には次のような伝説があります。昔、青峯山には人間を食べる恐ろしい怪獣、牛鬼が棲んでいました。村人は、弓名人山田蔵人高清に 頼み退治してもらうことしました。しかし、高清が山へ入れど、なかなか牛鬼が現れません。そこで高清は根香寺の本尊に願をかけました。すると21日目の満 願の暁に、牛鬼が現れ口の中に矢を命中。逃げる牛鬼を追うと2kmほど西の定ヶ渕で死んでいるのを発見しました。高清は牛鬼の角を切り寺に奉納。その角は 今でも寺に保存されています。また牛鬼の絵は魔よけのお守りとして親しまれています。
【出典】
http://www.88shikokuhenro.jp/
より

【見所】
五大尊像
納経所左。弘法大使の開基ゆかりの五大明王。不動明王、降三世夜叉明王、軍茶利夜叉明王、大威徳夜叉明王、金剛夜叉明王
牛鬼の像
山門近くの茂み内。
伝説に出てくる牛鬼が
鬼気迫る面持ちで建っています。
万体観音
本堂前の凹字型回廊に、全国の信者が奉納した約三万三千体の観音像が並んでいます。


【行事】

【アクセス】

高松西インターチェンジから五色台方面へ、高松坂出有料道路料金所の手前のT字路を右折し、標識に沿って県道180号線を進むと山門前につきます。

【巡礼メモ】
山の中のお寺で、静かなたたずまいが心を休ませてくれます。

駐車場すぐ横が山門です。


山門からすぐ、下に階段を降りました。下から北方向を写してみました。
緑が覆い尽くしていて夏場でも空気が気持ちよいです。











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