筋肉は疲れますが、骨や骨格は疲れません。
それならば筋肉を使わず、骨格で歩けば疲れないということになります。
具体的には、「できるだけ膝をまっすぐにして歩く」のです。
それと、もうひとつは、大きな筋肉を使って歩くことです。小さな筋肉は疲れやすく、大きな筋肉は疲れにくいからです。
具体的には、ふくらはぎの筋肉は小さいので使わないようにして、大きな筋肉のお尻や太ももの筋肉で歩くのです。大きな筋肉を使うのでダイエットにも効果的です。
膝の曲げのばしはふくらはぎを使うので疲れます。膝をまっすぐに保てばふくらはぎは使いません。
このことも「できるだけ膝をまっすぐにして歩く」ということで実践できます。
足の付け根からかかとまでをまっすぐにして一本の棒のようにして歩きます。
体の固いロボットのように歩くということです。
歩くスピードは遅いのですが疲れにくい方法です。
練習・その1・その場で左右に体重移動
両足をまっすぐにして、まず右側に体を傾けて右の足に乗ります。
写真は大げさに傾いていますが実際は左足が少し浮くぐらいでOKです。
右足をまっすぐにして、かかとから腰まで一本の棒に乗っかる感覚を確認してください。
ポーズ1
つぎに、左に体を傾けて左足に乗り左足だけで立ちます。
左足のかかとから腰まで一本の棒に乗っかる感覚を確認してください。
ポーズ2
その場で、左右に10回ぐらい練習してみてください。
ヤジロベーのようなかんじです。
練習・その2・前傾して足を前に出す
右足に乗っかったポーズ1の状態からすこしだけ体を前に傾けます。
すると、倒れないように勝手に左足が前にでます。左手と左足は同時に前にでます。
ポーズ3
このとき両足は、まっすぐのまま左足を着地します。
するとポーズ2になります。ポーズ2から同様に体を前に傾けると右足が自動的に前に出ます。右手と右足は同時に前にでます。
ポーズ4
足をまっすぐにしたまま右足を着地させて右足に体重をかけて乗っかります。
ポーズ1になります。
これらの繰り返しで前に歩いていきます。
自動的に前に足がでることで足の筋肉を極力使わなくてすみます。
まったく筋肉を使わずにすむというわけではないのですが、極力、間接を動かさないようにして、体の固いロボットのように歩くことで省エネ歩きができます。
でも太ももとお尻は疲れるので、あとで【サロメチール】【アンメルツ】などを塗っておいてください(^-^)
山登りに応用
筋肉は伸ばすときに断裂疲労が発生します。
特に山を下るときに太ももの筋肉は伸びます。それならば伸ばさない歩き方をすればいいのです。
下りは歩幅を小さくすることで筋肉の伸張を減らすことができ、筋肉疲労を減らすことができます。 |