◇ヒンギス使用最新ラケットはこちら・ヨネックス　RQS11

従来のプロスタッフよりも芯で捕らえたときのフラットの伸びが良く、また芯を外しても、振動はあるが返球はできるという点で、敷居が低くなった印象。それでいて打球感は損なわれておらず、ボレー性能も高い。選手レベルはもちろん、一般プレーヤーでも競技志向の強い人には待望の１本。対象は手の平感覚でボールを操りたいと考え、インパクトでの“スパーン”という感触を大切にしたいと思う人。やはり基本は中級からプレーヤーの男性、上級レベルの女性。トップスピナーにはあまり向かない。

・ピンポイントのコントロールがつけやすく、見た目ほどハードな印象がなく、振り抜きやすかった。特にボレーの打球感は一度味わったらやめられないような気持ち良さ。

・芯を外したときの振動はさすがにあるが、それでも何とはボールが返る。今までのは返らなかった。芯を外したときの振動は確かにあるが、それも含めてプロスタの魅力だろう。プロスタとして考えたとき、今までで一番欠点はないと思う。

・重いために本当にしっかりと振り切るぞ！ と思って打たないとちゃんとボールは飛んでくれない。

・メーカーの謳い文句通り、ツアーモデルとしては本当に一般プレーヤーにも使いやすく仕上がっている。素直な打感、適度なパワーアシスト、フレームの安定性と、高いレベルでバランスが取れている。特にフラットドライブで攻撃的に叩いていくスタイルにマッチ。スライスのキレも絶品だ。

・スイングがスムーズで、フラットドライブがものすごくコントロールしやすかった。相手に押され気味のボールでも面が作れていればラケットが押し出してくれるようなパワーを感じた。

・強靭なフレームと適度な重量。芯を食った時の快適さ、振っただけしか飛ばないコントロール性など、ツアーモデルとしての基本はしっかりと押さえてあって好印象。

・スライスが特にいいので、スライスアプローチを多用してネットに出て行くタイプにお勧め。スピンよりは、フラットドライブ系に合う。何にせよ、しっかり振って、攻める人でしょう。筋力はさほど必要ない。

・プロが使用しているだけあり、強いボールには打ち負けず、面がぶれないのが驚きだった。

・フレームがかなりしっかりとしている印象。パワーが結構ある上に、フレームがよれたりせず安定しているという点で信頼性が高く、ウイルソンの言い分がよくわかる。

・これも合わせて良し、振って良しのオールマイティさが特徴。ただしボレーではやや飛びが強調されているので、あわせていくタイプのほうが良さそう。初級、中級層から、楽をしたい男性の中上級レベルまで、非常に幅広いレベル、スタイルにマッチする。完成度の高いアベレージモデル。

・スポーンという飛び出し感がある印象。スッポ抜けるというのとは違い、ガットから飛び出していく感覚をラケットがアシストしてくれるという感じ。振り抜きやすく、ラリーをいつまでもしていられる気になる。NGという人は少ないはず。ボレーとなるとストロークほど良い感覚は得られなかった。弾きが強すぎる印象で、スライスをかけるか、力を抜いて打つかしないと、制御しきれない。合わせて打つボレーヤー向きだと思う。

・アベレージモデルとして非常に完成度の高いラケット。ゆったりとしたスイングで楽にボールが伸びていくし、振ってスピンをかけようとすれば、ものすごく食いつく。スライスの伸びもいいし、振動もなし。まさに万能モデル。

・ストロークだと、球種も筋力も問わない。多くの人が恩恵を受けられるラケットだと思う。軽量厚ラケっぽいスペックだが、男性の楽をしたい中上級レベルまでカバーし得る１本。幅広いレベルのプレーヤーにお勧め。

従来のプレステージよりも重さを感じず、振り抜きやすさがアップ。それでいて芯で捕らえたときの絶妙な打球感は健在だ。横着して手先で打とうとすると、さすがに通用しないが、長所を残したまま敷居が下がったのは間違いない。パワー的に男性の平均より少し上か、女性のパワフルプレーヤーに。

・以前のプレステージよりもいい意味で使いやすくなった印象。丈夫なフレームであり、かつしなやかさもあるので、振って乗せて飛ばすテニスの人なら満足できる出来だと思われる。以前のモデルよりもパワーアシストが増えた気がするので、思ったよりも飛ぶ。ただし、当てていくだけのテニスをしている人だったり、筋力に自信のない人はつらいだろう。

・球種的にはスピン向きか？ グリグリ食いつくわけではないが、しっかり回転をかけて、深く重いボールが打てる。スライスもしっかり重さが乗る。ボレーも、操作性と威力が適度に両立している。横着はできない。足を動かさずに手先でごまかそうとすると、途端に食い込まれる。

・打球感は食いつくようで安心感がある。フラットで打つ威力は抜群。スイートエリアも随分広くなったようで、ミスヒットが以前よりも減った。フォロースルーまで意識して振り抜かないといけない。ローボレーは結構打ちやすかったけれど、オーバーヘッドになるとさすがに打ちづらい。

・フォアハンドで芯で捕らえたときには、その部分だけグッとめり込む感じ。ストローク限定のテニスなら、ずっと使っていたいと思うラケット。

・フレックスポイントの効果で、球乗りが非常に良く、打つというよりキャッチして投げ返す感覚。振り抜きやすいので、さほど筋力がない人でも、安定したスピンを打ち続けられる。ただしボールの伸びはそれほどではなく、このモデルで攻撃的なボールを打ちたいなら、かなりのパワーが必要。

・適合

フラットドライブ系で、叩き込んでいきたいプレーヤー。重さ的にも男性女性ともに使いこなせるラケット。当てて返すタチのラケットではない。

・操作性が良いので、スライス、スピンともにかけやすいのだが、キレ、伸びという面で、もうひとパワー欲しいところ。

・まずは球乗りの良さ。ボールを打っているというよりもむしろ、ラケットでボールを投げているような感覚に近いくらいの食いつき感が、しっかり振って、ガツンとボールに当てると感じられる。初心者は多分性能を持て余すだろう。

・ボールが伸びない点。完全に振り終わっているのに、まだボールはそこかよ、という感じ。安定感を求める人にはいいが、エースを取りたいときには欲求不満になる。オーバーの危険が少ないので、安心して振り続けられる１本。ウイナーを狙うなら、アガシのようによほどパワーがある人でないと厳しいのでは？確かに球持ちが良く、ボールをホールドしている感じがする。ただ、一度捕まえた後に、弾き出す感触がなく、一生懸命振っているのにボールは伸びていかない気がする。逆に言えば、ものすごく安定していて、ミスの心配はない。あと、非常に振り抜きやすかった。

・スピンを打つと、どうしても浅くなってしまうため、必ず押し出す感じで打つ必要があるが、押し出しすぎるとアウトになるので、コントロールが難しかった。強打しようとしてもなかなか飛んでくれないため、必死で振りすぎて疲れた。

・スピン、スライス、フラットとあらゆる球種をこなせ、高いボールを叩くことも、合わせて返すこともできる万能モデル。筋力を要せず、レベル的にも中級から問題なく使える、頼りがいのある１本だ。全球種対応だが、中でもスピン系ストローカーなら、よりラケットの魅力を引き出せるはず。硬い打球感を嫌う人は、ストリングの調整でお好みのラケットに仕立てると、良いと思う。

長所

・スピンが自然とかかる感じなので、ベースライン後ろで粘れるという印象。スピンをかけにいくより、少し押し気味のスイングでフラットに打つといい。重すぎず、軽すぎず振りやすく、ボールもそこそこ伸びる。打球感も柔らかく、ボールが飛び出す感じがいい。この感触があれば、ある程度満足できる。ボレーも決めやすい。適度なしなりもあって、コントロール性もバツグン。特にスライスのタッチが絶妙。ボレーも、スライスのストロークも、伸びるボールが打てた。

短所

・打感が硬質で、快適性は高くない。オフセンターしたときに、すぐにミスにつながり頼りなく感じるときがある。ボレーでは細かい動きはちょっとしづらい。こういった硬質感を好む人がいるだろうことも認めるが、アベレージ向けと考えるなら、もう少しマイルドだと嬉しい。

このラケットについての詳細説明こちらにまとめてます。

・スピン系よりも、フラット系のスイングにマッチ。スムーズにラケットが振れ、力強いボールが行く。ただし構えて打てないときは対処するのが厳しく、ツアーモデル的な側面も持っている。スイングが安定していて、なおかつしっかり振り抜けるフラット系ハードヒッターにお勧め。