2007.11
ついに買いました。
ヘッド・マイクロジェル・ラジカルMP
ガットはゴーセンのゴーセン・ミクロスーパー16の1.30mmです。
このガットにしたのは、ガットが主張しないからラケットの比較がしやすいだろうと考えたからです。
(その後、ガットはいろいろと変更してます。こちら)
張り上げの状態で310グラム。
前のハイパープロスタッフ6.1は360グラムなので50グラムも軽い。
まず、いつものミニラリーで感触を確認。
けっこうスピンがかるなあという印象。バックでも順回転がかかりやすい。
【ヘッド・マイクロジェル ラジカルMP】楽天市場での価格
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・HEAD マイクロジェル・ラジカルMP
フレーム厚:21 mm
フェイス:98平方メートル
重量:295 g
バランス:325mm
レングス:27.0インチ
ストリングパターン:18×20
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■ストローク
・フォア、バックともにラケットが固い印象ですが、プロスタと同様、しっかり回転がかかってコントロールしやすい印象です。
しなる感じはぜんぜんないですが、そのほうがぶれないような気がします。厚く当てて回転をかけていくラケットです。
・相手のネット際にグリグリと落とすヘビースピンも打ちやすい。
・短いボールに対してワイパー気味に回転をかけて前にいくショットも打ちやすい。飛びすぎずないのでアウトはほとんどなしという印象です。
・ただし当てるだけの振り方だとぜんぜん飛びません。
ちゃんと厚くコンタクトしてひっぱたくような打ち方が向いてます。
・バックのスライスは、かなりいい回転がかかります。特に外に逃げるような回転をかけて相手のフォア側に流しこむと、バウンド後に相手から逃げていきます。これは武器になりますね。
・走らされてやっと届いたボールに対してバックのスライスで返すときの飛びがよいです。プロスタだとネットしていたのが、ラジカルではネットを越えて返りました。
・ストロークを打つときの、ヘッドの走りがいいかんじがします。やっぱプロスタより50グラムも軽いからでしょう。
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■ボレー
・コントロールがアップ
コントロールがよくなりました。自分の思ったコースに飛ぶ確率が高くなり、ブレにくくなりました。
相手の速いボールにはしっかりブロックして打つのですがプロスタ同様コントロールしやすいです。飛び過ぎもありません。
・ゆるいボールはしっかり足で運ぶこと
相手から力の無いゆるゆるのボールが来ると要注意です。
こういう力のないボールには、自分から足を使って移動して、ちゃんとボールを運んでやらないと飛びません。
これは50グラム軽いことが関係していると思います。ゆるいボールにはしっかり運ぶようなボレーが必要です。
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■サーブとスマッシュ
・振り抜きが良くなった
プロスタに比較すると、抜群に振り抜きがよくて、回転をかけやすいです。
思い切り振ってもすっぽぬけることがなく、1stサーブが入る確率が高くなりました。
振り抜きのよさは、50グラム軽いことのメリットだと思います。
・回転がよくかかる
スライスもスピンもかけやすいです。いままでよりさらに曲がります。
・スマッシュの破壊力アップ
そして、スマッシュで芯を食ったときの爽快感はいままでのラケットのなかでピカイチです。破壊力が上がったかんじです。
・フラットサーブが打ちやすい。
ひさしぶりにフラットを自信をもって打ち込めるようになりました。プロスタのときは飛びすぎてたんです。(ハイパープロスタ6.1は5年も使ってたのでヘタってたのかな。) |
■ダブルス
・サーブアンドボレーは問題無し。
・ハードヒッターにも打ち負けない
ハードヒットする人には対戦しやすいラケットです。ストロークもボレーも打ち負けません。プロスタより軽いので振り遅れることは少ないです。
・打ってこない人にはしっかり振り抜く
あまり打ってこない人、ゆる〜いボールの人とは戦いにくいです。特にボレーはしっかり運んであげるかんじが必要になります。当てるだけのボレーでは飛ばないです。
・短いボールにも自信をもってワイパーできる
ダブルスでよくある短いボールを叩いてネットを取るという戦法が簡単になりました。
・サーブとスマッシュが楽しい
これらは振り抜く安くて打ちやすいので、打つのが楽しくなります。
・長時間でも疲れにくい
軽いので長時間でも腕の疲労が少ないです。これは助かります。
全体的に好印象でお気に入りのラケットになりそうです。 |
アドwebショップのコメント
主に使用したのがHEAD マイクロジェル ラジカルMPとOSの2機種。
打球感はカツン!とくるしっかりとしたフィーリングでした。マイクロジェル搭載なだけあって、マイクロジェル・エクストリームと同様よくスピンがかかるのが印象的。
もちろんスライスのかかりもハンパじゃありません。
ダウンスイングでガリガリと擦り押し出したボールは、
バウンド後オムニコートでシュン!と滑ってました。
●フラットドライブもヘビースピンもお手の物♪
アド西山がモニタリングしていて感じたの事がひとつ。それは肩口のボールをフラットで叩いてみても、低い弾道のボールにワイパースイングでスピンを掛けてみても、どちらも自分の納得のいくボールが飛んでいった事!
スピン多めのシングルバックハンドも逆に焦るくらいスムーズな振り抜き&感触。
アド藤田のぐりぐりスピンで跳ねたボールも僕のどフラットの餌食に。
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ブログより
HEAD マイクロジェル ラジカル MP
まずスペックは従来のラジカルMP同様、フェイスサイズが98inch、平均重量295g、平均バランス325mm、フレーム厚21mm、ストリングパターン18×20となっています。
ですので振りやすさという点では今までラジカルとなんら変わりがありません。
しかしこのマイクロジェルが搭載されて、打感は一新されたように感じます。
当初は普通のスイングスピードで打ったのですが、「かっ硬い・・・」というのが第一印象でした。
スイートスポットでボールを捉えなければ不快な振動も感じ、スイートスポットで捉えてもストリングの振動がそのまま手に伝わってくる感じでした。
しかも今までどおり目の細かい18×20というストリングパターンですからボールが飛んでいってくれません。
今までのラジカルシリーズは、ヘッド特有のホールド感と適度な弾きが相まって、使いやすいツアー系だと認識していたのですが、マイクロジェルラジカルは弾きが弱まった印象を持ちました。
がっ、しかし、but、それがつい数日前に覆されたのです。
私が教えている選手のプライベートレッスン時、どうしてもハードヒットしなければならない状況で、です。
ラリー中にフォア側に振られたのでそこからクロスに切り返そうとフルスイングしてみると、追い込まれているのにいとも簡単にコントロールできました。
相手のボールに対して物凄く食い込まれた感じがしたのですが、クロスのほうにフォロースルーを取ってみるとアバウトな表現で「シュパーン」と弾き返してくれたのです。
またスライスもしっかりと引き付けてある程度ヒットしてみると、これまた長いホールド感を感じ、スピードボールに対してもコントロールして返球することができました。
どうやらこのモデルは「速いスイングスピード」がないと、ホールド感と弾きが味わえないモデルだったようです。
遅いボールに対して小さいスイングで合わせるだけや、ストリングとの設置時間が短い切り落としてしまうショットなどは、マイクロジェルの硬さだけを感じてしまうのかもしれませんが、
スピードボールに対し面をしっかりとセットして押し出すようなスイングをある程度速いスイングスピードで行えば、この強靭なマイクロジェルのパワーを感じ取ることができるでしょう。
グリグリのスピン系の方より、厚い当たりでボールをぶっ潰してどフラットを打つ方のほうがスタイルとして適すると思います。
若干フェイスのトップよりの当たりはどんなに振っても飛ばない気は最後までしたのですが、スイートスポットで捉えて振り切ればかなりのパワーアシストを感じ取れるはずです。
そしてご自分が思っている以上にボールは相手コートで伸びてくれることでしょう。
マイクロジェルラジカルMP
この恩恵を受けれるのは、かなりのパワーとかなりのスイングスピードをお持ちでないと無理でしょうねぇ。
歴代のラジカルの中で間違いなく最も強靭なフレームだと思いますので。
マイクロジェルのお陰で比較的扱いやすかったラジカルシリーズも、ハードなツアー系に位置されるようになったと感じました。
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