◇ストロークの基本
□すばやく充分に肩をまわしてテイクバック(準備)する
ボールがネットを越えたぐらいで肩を回し終わるぐらいの気持ちでいれば振り遅れることがありません。
その後、バウンドしたらラケットを前に降り始めます。
□できるだけ遠くで打つ
ラケット面が体から遠いほど、ラケット面のスピードが速くなります。
下図はラケットを90度回転したときのものです。
P1とQ1がそれぞれP2,Q2に移動するときの時間は同じです。
しかし、移動距離はL2>L1ですから、速度はV2>V1となります。
したがって、できるだけ遠くで打つほうスイングスピードが速いのです。
スイングスピードが速いと回転がたくさんかかります。
回転がたくさんかかると高く飛んで急激に落ちるボールを打てます。
いわゆるエッグボールです。
高く飛ぶのでネットしにくく、しかも回転が多いのでバウンドしてからグッと伸びるボールになります。
□体重移動と上体の回転で打つ
上体は腹筋で支えられている。腹筋は体で一番大きい筋肉なので、そこから生み出されるパワーも大きい。
このひねり戻しの回転力を利用すると強いショットを打てる。
逆に、腕にチカラを入れることはパワーも少なく、ボールのコントロールも失うことになる。 また後ろから前へ体重移動しながら打てばさらにパワフルなボールになる。
◇手のひらを外側に向けるとさらに回転がかかる
強く回転をかけたいときは、テイクバックのときに、手のひらを外側に向けます。 |