下落を予測したい
日経平均、大幅下落・・・2007.7.27
前回の2月末の下落につづく大暴落。
年に何度かやってくる、この下落を精度よく予測できないかというのが今回のテーマ。
そのための、ふたつの指標を紹介します。
「裁定買金額」と「信用取引買残金額」の合計という指標
前回の暴落は上海ショックと言われる下落で、そのときは、「裁定買金額」と「信用取引買残金額」の合計が10兆円を越えていました。
さらにチャートをさかのぼると2006年の4月5月の下落のときも10兆円を越えています。
ということで、この合計が10兆円を越える当たりで注意信号というわけです。
しかし、今回7月末の下落のときは、合計8兆円程度でした。これだけでは下落予測はできなかったのです。
そこでもうひとつの指標を加えることにしました。それがVIX指数です。
今後の注目、VIX指数
VIX指数とは、米国シカゴのSP500の先物オプションをもとに算出した指数です。
このVIX指数とニューヨークダウ平均を重ねてみたのが下の図です。直近の6ヶ月の動きです。
みごとに逆相関です。
VIX(青い線)が高まるとダウが下降トレンドになっているのがわかります。
ということはVIXが高まればダウ下落の警戒信号、そして日本株の下落の警戒信号ということです。
欧米の機関投資家の資金が大量に流入している日本市場ですから、米国の動きは非常に重要と言えます。国内の指標だけでなく米国市場の指標も今後の投資に加えることにしました。
■VIX指数はこちらにあります・・http://finance.yahoo.com/q/bc?s=%5EVIX&t=6m
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